2020.5.6 18:32 
共同通信
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外国メディア向けに記者会見する台湾の陳時中衛生福利部長（衛生相）＝6日、台北市（共同）
【台北共同】台湾の陳時中衛生福利部長（衛生相）は6日、台北市で外国メディア向けに記者会見を開き、感染症対策で「全世界による情報の共有」が不可欠と指摘、台湾の世界保健機関（WHO）への参加が必要だと改めて表明した。
台湾は、独立志向の民主進歩党（民進党）の蔡英文政権下では中国の反対でWHO総会に出席できておらず、18日から開催される総会への参加を求めている。
陳氏は感染症対策について「透明性（の確保）が最重要」と述べ、各国が正確な情報を共有することで世界に有効な対策を編み出せるとして「WHO設立の目的はこの点にあるはずだ」と訴えた。台湾が参加できないことで「世界防疫の穴となり、迅速な情報共有を妨げている」と強調した。中国が台湾に提供する情報は「表面的で遅い」とした。
新型コロナウイルスの感染抑え込み成功については「毎日記者会見を開いて協力を呼び掛け続け、国民が政府の打ち出す規制を自主的に守ってくれた」と指摘し、防疫によって人権を脅かす事態に至らなかったとした。
また、ストレス緩和のため「スポーツと文化活動」について部分的に規制緩和する意向を表明。貿易などの経済活動も再開を検討しているとしたが、出入境を伴う旅行再開の検討は時期尚早とした。陳氏は中央感染症指揮センターのトップ。
台湾は親中路線の国民党、馬英九前政権時代はWHO総会に議決権を有しないオブザーバーとしての参加を認められていた。台湾の感染者は439人で死者は6人。
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May 06, 2020 at 04:32PM
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台湾、WHO参加で情報共有化を 感染症対策、衛生トップ記者会見 - 47NEWS
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