手放し運転OK!
有明インターチェンジで首都高湾岸線に乗ったトヨタ・ミライは、メーターパネルに「Radar Ready」の文字を10秒間ほど表示していたが、これはやがて「Advanced Drive READY」に切り替わった。 「はい、これで準備が整ったので、スイッチを押してください」 助手席に腰掛けたトヨタの技術者の声に従い、私は右側のステアリング・スポーク上に取り付けられた「Advanced Drive メインスイッチ」を押すと、「ポーン」という電子音に続いて「アドバンスド・ドライブを開始します」という女声が車内に響いた。 「これでアドバンスド・ドライブになったので、ハンズフリーで走れます」 このとき、メーターパネル内は高速道路を走るミライの後ろ姿に切り替わり、背景色が紫に変わっていた。これはアドバンスド・ドライブが起動したことを示すものだ。私は技術者の言葉を信じて両手を離したが、それからもミライは車線に沿ってスムーズに走り続けた……。 車名はミライでも、これは現実の話である。先ごろトヨタが発表した運転支援装置のアドバンスド・ドライブは高速道路でのハンズフリー走行を実現。さらには車線変更や追い越しのほか、高速道路のインターチェンジから降りたりジャンクションで合流したりするところまでシステムが支援してくれる。 それだけでなく、大型トラックを追い越すときは車線をはみ出さない範囲で右側に寄って事故リスクを低減し、前方に合流する車両があれば軽く減速して譲り合う機能まで搭載されている。 「なるほど、つまり自動運転ですね」と、早合点した人には申し訳ないが、これはあくまでもレベル2の運転支援機能。したがって運転の主体はあくまでもドライバーで、車載のシステムはそれを支援するに過ぎないが、それでも事故回避やドライバーの負担軽減には一定の効果がありそうだ。
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