今年に入ってからラウンドレッスンやプロゴルファーとラウンドできるイベントに積極的に参加するようになりました。
その理由は練習場ではいいショットが打てるのに、コースでいいショットが打てないからです。練習場ではドライバーショットのほとんどがフェアウェイとラフの幅に飛んでいるのに、コースに行くと左のOBや右の林まで到達してしまいます。アイアンショットも練習場ではグリーンの幅に打てるのに、コースでは左のバンカーや右のラフに外します。
その原因が技術の問題なのか、精神の問題なのか、フィジカルの問題なのか、アドレスの向きや傾斜地での立ち方に問題があるのか、自分では分かりません。
いずれにしても練習場では発生しないエラーがコースで発生しているのは間違いありませんから、その原因を突き止めて対策を講じるために、プロゴルファーの客観的な意見を聞く機会を増やしています。
正直に言いますと、今まではプロゴルファーと一緒にラウンドするのはあまり好きではありませんでした。ラウンド中にあれこれ言われても、その場ですぐに直ることは少なく、逆にボロボロになることが多かったからです。
プロゴルファーは非効率なスイングをしているゴルファーに対して効率的なスイングをレクチャーしますが、そのゴルファーがなぜ非効率なスイングをしているのかという本質的な部分を見極めていません。
股関節が固かったり、肩甲骨周りが固かったりして非効率なスイングになっている場合、効率的なスイングを身につける前にフィジカルコンディションを改善する必要があります。しかし彼らはフィジカルトレーナーではありませんから、テクニカルの視点でしかアドバイスできません。
筆者の昨年までのスイングも、技術の問題というよりフィジカルの問題でエラーが生じていました。その部分を改善することによって、今年から新しいスイング習得に取り組んでいます。
そのスイングが練習場では完成形に近づいているのですが、コースに行くと壊れるので、プロゴルファーの視点を借りようという発想になりました。
8月と9月にプロゴルファーとの同伴プレーを2ラウンドしましたが、効果的だったのは9月20日に参加した「ゴルフル ラウンドレッスン会」です。
ゴルフルとは「ゴルフがもっとうまくなりたい人とプロのマッチング」と「プロゴルファーとプロを応援したいスポンサーのマッチング」を目的としたエージェントサービスです。2022年に本格始動し、多くのプロゴルファーが参画しています。
ラウンドレッスン会には山形陵馬プロと中山綾香プロが参加し、アマチュア3人とプロ1人によるラウンドレッスンが行なわれました。前半9ホールと後半9ホールでプロが入れ替わります。
このラウンドレッスン会がよかったのは、スタート前の練習からプロが見てくれることです。筆者はスタート前の練習でストレート系のボールとフック系のボールが交互に出ていましたが、「フック系のボールが出ているときはダウンスイングで下半身が止まり、腕だけが走っています」と指摘され、「なるほど。そういうことか」と腑に落ちました。
スタート前のパッティング練習では、「パットは特に悩んでいませんが、グリーンに乗ると安心して3パットしても気にしないのが悩みと言えば悩み」と伝えました。
すると「ショートパットのストロークを見てみましょうか」という流れになり、「ボールと体との距離が少し遠いので左右にブレやすいのではないか。もっと近づくと安定するはず」とフォームを微調整してもらいました。
ラウンドに入ってからも体の向きや下半身の動きをチェックしてもらいました。筆者は遠くを見ると体が開くクセがあるらしく、ターゲットをチェックするたびに左を向くので、近いところにスパット(アドレスの基準となる目印)を探したほうがいいというアドバイスをもらいました。
その点を意識して次のラウンドに臨んだところ、今シーズンのベストスコアが出ました。参加料金4万円は決して安くはなかったですが、プレー代とラウンドレッスン代、昼食代と練習ボール代がすべて含まれていましたし、費用対効果を考えると悪くない投資だと感じました。
新しいスイング取得に取り組んでから、練習ではいいショットが打てるのにコースでいいショットが打てない日々を繰り返してきましたが、プロゴルファーの客観的なアドバイスで浮上のきっかけがつかめそうです。
からの記事と詳細 ( 具体的になにがイイの!? 敷居が高いラウンドレッスンを受けてみて分かったこと - e!Golf(イーゴルフ) )
https://ift.tt/A7OFlYi
No comments:
Post a Comment