17日からU―NEXTで新たに配信が始まったのが、映画「アイ・アム まきもと」です。
人知れず亡くなった人を埋葬する、市役所の「おみおくり係」の牧本は、故人の思いを大事にするあまり、自身の流儀を優先して周囲に迷惑をかけてばかりいます。ある日「おみおくり係」廃止が決定。最後のおみおくりをすべく、牧本は、ある老人の謎に包まれた人生をたどっていき…。
主人公の牧本をチャーミングに演じているのが阿部サダヲです。私、落語家になる前に秋葉原の家電量販店に勤めていたことがあるのですが、阿部サダヲさんもその会社に勤めていたんですよ。ま、面識はありませんが、妙なシンパシーを感じております。この映画がまず凄いのは出演者でしょう。満島ひかり、宇崎竜童、松下洸平、宮沢りえ、國村隼らが脇を固めているのです。みんな主役級の人ですよ。宮沢りえと満島ひかりの共演なんて、豪華としか言いようがないじゃありませんか。
監督は水田伸生。「謝罪の王様」や「舞子Haaaan!!!」などで阿部サダヲとタッグを組んでいます。
まず、この牧本という主人公は、近くにいたら間違いなくめんどくさいと言いますか、話の通じない人物なんです。誰もが敬遠してしまうような人です。その証拠に、映画の中でも孤立した生き方をしています。
でも、そんな男を魅力的に描いてしまうのが、映画の素晴らしいところなんです。側から見れば面倒な人物も、その人の真意を知れば、共感できるところもあるということなんでしょう。この映画を見る人の多くが「牧本、よかったな」と思うでしょう。しかし、その矢先に…。
そういえば、会社員時代の私も周りに馴染めなかったなあ。阿部さんもテレビ番組で会社員時代を「暗黒」と話していました。そんな思いを抱えている人には共感できる映画だぞ! (立川志らべ)
※配信は予告なく終了している場合もあります。
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