「『なにくそ!』って思わないならインディー辞めたほうがいい」木髙イサミが王座戴冠を果たしインディー代表として新日本のSHOを撃破宣言!
9日、東京都・大田区総合体育館にて、ガンバレ☆プロレス『WRESTLE SEKIGAHARA II』が開催。小高イサミが渡瀬瑞基を破ってスピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級王座戴冠を果たした。
渡瀬は、吉本興業所属のお笑いコンビ“てのりタイガー”として芸能活動を行っていたが、2015年にDDTでプロレスデビューし吉本興業とのダブル所属に。2021年にはてのりタイガーを解散し、「熱い試合がしたい」とDDTからガンバレ☆プロレスに移籍。
宣言通り熱いファイトでガン☆プロの中で頭角を現していき、昨年12月には団体の至宝であるスピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級王座(SOG王座)を戴冠。半年以上に渡る防衛ロードを築き、最多連続防衛回数を更新するなどガン☆プロの新たな顔となっている。
今回渡瀬に挑戦したのは、プロレスリングBASARAのエースである木髙イサミ。これまでにインディー界でありとあらゆるベルトを巻いてきたが、SOG王座はまだ巻いていないベルトとあって意欲的。
イサミは、大家健や今成夢人が作ってきたガン☆プロに新たな風を吹かせている渡瀬の勢いを評価しつつも、「(ベルトは)通行手形でもありますし、獲ってしまえば僕のもの。これを持ってガンプロに出続けたい」と貪欲に頂点を狙いに行く姿勢を見せていた。
ゴングとともに突撃していった渡瀬は勢いでイサミを上回るが、イサミが冷静に対処して渡瀬の右腕を集中攻撃。
イサミが顔面への張り手連打、雪崩式フランケンシュタイナーなどで畳み掛けていき、渡瀬は幾度もダウン。しかし、その度に即座にすっくと起き上がって向かっていく根性ゾンビぶりと見せつけ、ヘッドバッドから後頭部へのミサイルキック。
イサミも腕への攻撃で怯ませてからエプロンでのブレーンバスターを決めるが、渡瀬は場外へ落下していく中でもイサミを離さず、場外ブレーンバスターでやり返す。
終盤には、イサミがファイヤーサンダーやダイビング・ダブルニードロップと畳み掛け、頭頂部へのカカト落としから勇脚・斬。しかし渡瀬がガバリと起き上がって泥臭いエルボーの猛連打。流石のイサミも劣勢に追い込まれるが、イサミが起死回生の右ストレートを顔面に叩き込み、勇脚、八咫烏、勇脚・斬と猛連撃を入れて3カウントを奪った。
イサミは、今年3月の『ジュニア夢の祭典 ~ALL STAR Jr FESTIVAL 2023~』で因縁が生まれた新日本プロレスのSHOと7月23日のBASARA後楽園ホール大会で対戦することが決定済み。
このベルトを持ってSHOとの闘いに臨むことを宣言したイサミは、「これこそがインディーの便利屋の夢みたいなとこ無いですか?ガン☆プロのベルトを巻いて、インディー代表の俺が新日本プロレスのSHOと闘うんだから。これがインディーの夢でしょ。『なにくそ!』って思わなかったらインディペンデント辞めたほうがいいよ。ずっと自分のことをプラスの意味でインディーの選手だって思い続けてるから、『今インディーやってるな』って気がしますね。BASARAのお客さんの期待だけじゃなくて、ガン☆プロユニバースの気持ちも背負っちゃった感じがあるんで、責任持って試合したいと思います」と語り、インディー代表としてメジャーに立ち向かっていく気概を見せつけた。
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