２１日、松本市の事務所に保管されていた火縄銃４丁がなくなっていることがわかり、警察は盗難事件として捜査しています。
火縄銃の盗難被害にあった松本市の所有者の男性が、ＮＨＫの取材に応じました。
松本警察署によりますと、２１日午前７時前、松本市に住む７４歳の自営業の男性から、「事務所の中が荒らされている」と警察に通報がありました。
警察が現場に駆けつけたところ、事務所内の飾り棚にあった火縄銃のうち４丁や現金などがなくなっていたということです。
警察によりますと、盗まれた火縄銃は長さ３０センチ余りのものからおよそ１メートルのものまであり、男性は主に観賞用に所持していたということです。
火縄銃は火薬などがあれば弾を撃てる可能性があるということですが、男性は弾は持っておらず、事務所内にあった火薬も盗まれていないということです。
警察によりますと、火縄銃は県教育委員会に登録すれば所持できるということで、男性は必要な手続きをして事務所に保管していたということです。
警察は現場の状況などから火縄銃などが盗まれたものと見て捜査しています。
火縄銃の盗難被害にあった松本市の所有者の男性が、ＮＨＫの取材に応じました。
所有者の男性によりますと、事件当時、玄関にはカギがかかっていたということですが、玄関のガラスが割られ、飾りだなに飾られた火縄銃４丁が盗まれたとしています。
火縄銃の被害額はあわせて１５０万円ほどに上るということです。
また、火縄銃以外にもタンス２つとタンスの中に入っていた１００万円ほどの現金、それに、牛革のハンドバッグ２つが盗まれたとしています。
被害を受けた男性は、「一日も早く返してほしい。二度と同じ火縄銃が手に入らないので悲しいです」と話していました。
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