2023年も残すところあと少し。
宮崎のこの1年を、NHK宮崎のNEWSWEBでよく読まれた記事を通して振り返ります。今回のテーマは「政治」です。
10位から6位のアクセスランキング
10位は現職議員の逮捕を受けた「宮崎市議会 急きょ各会派代表者会議 今後の対応に追われる」という記事。
ことしの宮崎市議会議員選挙で、全体で2番目となる得票で初当選したスーパークレイジー君の名前で活動している西本 誠議員の逮捕で議会も対応に追われました。これを受けて宮崎市議会は、辞職勧告決議案を全会一致で可決したほか、その後、「逮捕された場合は報酬を停止する」など議員報酬の条例を改正しました。
7位は「県総合運動公園のテニスコート一部をインドア化の方針」という記事
宮崎県が改修を計画している総合運動公園テニスコートについて、県ソフトテニス連盟は、現在の「砂入り人工芝」を維持するように求め、県テニス協会は「ハードコート」へ改修することを求めていました。それに対し、県は「24面すべてをハードコートに改修する」と発表し、一部をインドア化することを決めました。これにより、国際大会の開催やナショナルチームの合宿の誘致を目指す考えで、ハードコート化におよそ9億円、インドア化におよそ10億円など総事業費はあわせて25億円ほどを見込んでいます。
5位から1位のアクセスランキング
5位は「延岡市と議会が対立 空飛ぶクルマ導入に向けた予算案否決」という記事
救急医療の現場に導入することを目指した空飛ぶクルマについて特集した記事ですが、その後、反対していた議員の一部が賛成に回り、可決されました。
2位は年明け間もないニュース「感染確認の河野知事 のどの痛みを感じても初詣し陳謝」という記事です。
1月2日に新型コロナの感染が確認された河野知事が、その前日に喉の痛みを感じていたにも関わらず初詣に出かけていました。この問題では、県の秘書広報課が知事の感染を発表した際、初詣に出かけていた事実を伏せ「当日は公舎などで過ごした」と資料に記載していたことでさらに批判をまねくことになりました。一連の問題を受け、河野知事は陳謝するとともに、給与2か月分をカットする処分をみずからに課しました。
担当記者の注目は?
私が注目したのは1位、4位のほか数多くランクインした「選挙」についてです。ことしは統一地方選挙の年でした。選挙も多かったので、皆さんの関心を集めたと思います。県議会議員選挙のほか、宮崎市や延岡市など7つの市の補欠選挙を含む市議会議員選挙などが行われました。
また、選挙結果から「女性の躍進」と「議会の若返り」という点がみえてきました。
県議会議員選挙では、宮崎市選挙区で女性が1位と2位の得票で当選、さらに延岡市も女性が1位で当選しました。宮崎市選挙区で女性がトップ当選したのは初めてでした。また、選挙前にはいなかった30代の議員も2人誕生し、選挙直後の平均年齢は57点7歳となりました。これは、選挙前より6歳ほどの若返りとなりました。
さらに、宮崎市議会議員の選挙でも女性がトップ当選しましたし、30代と40代が11人と全体の4人に1人を占めました。政治に変化を求める有権者の意識の表れではないかと感じました。
来年の選挙は?
2024年は日向市と都城市の市長選挙などが行われる見通しです。また、衆議院議員の任期が2年の折り返しを迎えていて自民党の総裁選挙も控えています。政治資金を巡る問題では、東京地検特捜部が強制捜査に乗り出すなど各種の世論調査で内閣支持率も下落していますが、衆議院の解散・総選挙のタイミングについても関心が集まります。
ここまで「政治」をテーマに、NHK宮崎のNEWSWEBで2023年によく読まれた記事をランキング形式で紹介しました。
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