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Wednesday, February 19, 2020

45万円切りの「ConceptD 500」はなに1つ足す必要なしのプロクリエイター向けPC - PC Watch

ConceptD 500(型番 : CT500-51A-F94LH/R40)。Amazon.co.jpでの販売価格は448,000円

 日本エイサーはクリエイター向けの新ブランド「ConceptD」より、デスクトップPC「ConceptD 500」を1月29日に発表、同日より販売を開始した。

 ConceptDは「ゲーミングマシンでは満足できないすべてのクリエイターのために、創造性で世界を超えていくための直感とテクノロジを提供する」ことをモットーとするブランドだ。

 「ConceptD 500」は、クリエイター向けアプリを快適に動作させるために「Core i9-9900K」と「Quadro RTX 4000」を組み合わせつつ、デザインスタジオやインテリアに調和するようなホワイトを基調に、トップパネルに木目調を採用。ゲーミング、ビジネスPCとは一線を画した外観を実現している。

 今回、日本エイサーより本製品の実機を借用したので、スペック、外観、内部のメンテナンス性、性能を中心にレビューしつつ、同時発売された27型4Kディスプレイ「ConceptD CP7(型番 : CP7271KPbmiphzx)」についても触れていこう。

用意されているのは1モデルのみ、カスタマイズは不可

 「ConceptD 500」に用意されているのは1モデルのみ。また2月18日時点でAmazon.co.jpおよびAcer Direct楽天市場店で販売されているがカスタマイズはいっさいできない。

 基本スペックは、OSがWindows 10 Pro 64bit、CPUがCore i9-9900K(3.6〜5GHz、8コア16スレッド)、ビデオカードがQuadro RTX 4000(8GB)、メモリがDDR4-2666 SDRAM 64GB(16GB×4、最大64GB)、ストレージが1TB PCIe NVMe SSD+2TB HDD、ワイヤレス通信機能がIEEE 802.11ac、Bluetooth 5.0となっている。ほかの細かな仕様については下記表を参照してほしい。

 なお、製品公式サイトのイメージ写真には「ConceptD 500」の本体色に合わせたキーボードとマウスが掲載されているが、パッケージには同梱されていない。また、Acer Direct楽天市場店にも白色のキーボードとマウスは販売されていなかった。もしホワイトでデザインを統一したいのなら、別途サードパーティー製などから似たカラーの製品を探す必要がある。

【表1】ConceptD 500のスペック ※2月18日時点
型番 CT500-51A-F94LH/R40
OS Windows 10 Pro 64bit
CPU Core i9-9900K(3.6〜5GHz、8コア16スレッド)
GPU Intel UHD Graphics 630(350MHz~1.2GHz)、Quadro RTX 4000(8GB)
メモリ DDR4-2666 SDRAM 64GB(16GB×4、最大64GB)
ストレージ 1TB PCIe NVMe SSD、2TB SATA HDD
光学ドライブ
ディスプレイ オプション
通信 Gigabit Ethernet、IEEE 802.11ac、Bluetooth 5.0
インターフェイス USB 3.1×4(1基はType-C)、、USB 3.0×2、USB 2.0×4、PS/2コネクター、SDカードスロット、DisplayPort×3(ビデオカード側)、USB Type-C(ビデオカード側)、マイク入力×2(上面/背面)、ヘッドフォン出力、ライン入力、ライン出力 ※オンボードのDisplayPort×2、HDMI、ミニD-Sub15ピンは使用不可
本体サイズ 230×443×487mm(幅×奥行き×高さ)
重量 約11.8kg
ソフトウェア システムメンテナンスツール「Acer ControlCenter」、システム管理「ConceptD Palette」、映像ストリーミング「Netflix」、ブラウザー「Mozilla Firefox」、セキュリティ「ノートン セキュリティUltra」(※30日間体験版)
同梱品 電源ケーブル (約1.8m)、DP-HDMI変換アダプター、DP-DVI-D 変換アダプター、USB Type-C-DP 変換アダプター、説明書(セットアップガイド、保証書、修理依頼書、ワイヤレス充電について)
カラー The White
価格 448,000円 ※Amazon.co.jpの販売価格

デザイン性を重視したためかメンテナンスはやや面倒

 「ConceptD 500」は分解することで、メモリ、ストレージ、ビデオカードなどを交換可能だが、注意点が3つある。

 まず1つ目は、背面のシステムカバーに封印シールが貼られていること。日本エイサーに確認したところ、カバーを開けてメモリやストレージを増設しても保証対象外にはならないが、増設におけるユーザーの過失があった場合には有償修理になるとのこと。

 2つ目は、左側のシステムカバーを開けると、それをシステムが検知し、次回起動するさいに「Warning! Your chassis has been opened(警告!シャーシが開かれました)」というメッセージが表示されて、起動が一時ストップしてしまう。これを解除するには、BIOSの「Security→Chassis Opened Warning」の「Clear」を選んでリセットする必要がある。これについては意図しない改変がないかを検知する目的で設定された仕様という。

 最後の3つ目は、背面のシステムカバーの4つのネジを隠しているケーブルラッチが非常に取り外しにくいこと。ケーブルラッチ取り付け部の先端がクサビ上になっており、不用意に力を込めるとアーム部分が折れてしまいそうだ。そもそも分解を前提とした製品ではないものの、もし開ける場合はできるだけケーブルラッチの根本側に指をかけて、少しずつ引き出すようにしよう。

背面システムカバーの下側に封印シールが貼られている
システムカバーを開けると、次回起動するさいに「Warning! Your chassis has been opened」というメッセージが表示されて、起動が一時ストップする
警告を解除するには、BIOSの「Security→Chassis Opened Warning」の「Clear」を選んでリセットする必要がある
ケーブルラッチ取り付け部の先端がクサビ上になっており、非常に取り外しにくい。また何度も抜き差しすると、いつかアーム部分がポッキリと折れてしまいそうだ

 前述のとおり、個人でのパーツの換装が推奨されていない仕様のため、ケースのメンテナンス性はあまりよくないと感じた。ケーブルは裏配線されていないもののケーブルクリップで取りまとめられているので、M.2のSSDやメモリは簡単に脱着できる。ビデオカードもそれほど難しくはない。

 問題は3.5インチHDDの増設と換装。HDDを取りつけるためにはHDDブラケットの両サイドから4本のネジで固定する必要があるので、まずはHDDブラケットをシャーシから取り外す必要がある。そのうえHDDブラケットを取り外すためには、HDDブラケット左側のケーブルクリップからケーブルを外さなければならない。

 クリエイターは扱うデータの容量が大きいので、HDDを増設、換装する機会が一般的なユーザーより多い。3.5インチHDDにマウンタを取りつけて、スライドするだけで脱着できるようなメンテナンス性の高い機構を採用してほしかったところだ。

システムカバーをはずした本体左側面

クリエイティブ用途に十二分な性能を記録

 最後に性能をチェックしてみよう。今回は下記のベンチマークを実施している。

  • 総合ベンチマーク「PCMark 10 v2.0.2165」
  • 3Dグラフィックベンチマーク「3DMark v2.11.6866」
  • CPU/OpenGLベンチマーク「CINEBENCH R15.0」
  • CPUベンチマーク「CINEBENCH R20.060」
  • OpenGL/DirectX 3Dグラフィックベンチマーク「SPECviewperf 13」
  • ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 7.0.0」
  • 「Adobe Lightroom Classic CC」で100枚のRAW画像を現像
  • 「Adobe Premiere Pro CC」で実時間5分の4K動画を書き出し

 下記が検証機の仕様とその結果だ。

【表2】検証したConceptD 500の仕様
CPU Core i9-9900K(3.6~5GHz、8コア16スレッド)
GPU Intel UHD Graphics 630(350MHz~1.2GHz)、Quadro RTX 4000(8GB)
メモリ DDR4-2666 SDRAM 64GB
ストレ-ジ 1TB PCIe NVMe SSD(WDC PC SN720 SED SDAQNTW-1T00)、2TB SATA HDD(TOSHIBA DT01ACA200)
ディスプレイ 「ConceptD CP7271K」(27型、3,840×2,160ドット)
TDP 95W
OS Windows 10 Pro 64bit バージョン1909
サイズ 230×443×487mm(幅×奥行き×高さ)
重量 約11.8kg
【表3】ConceptD 500のベンチマ-ク結果
PCMark 10 v2.0.2165
PCMark 10 Score 7,010
Essentials 10,156
App Start-up Score 12,883
Video Conferencing Score 8,895
Web Browsing Score 9,142
Productivity 8,999
Spreadsheets Score 10,073
Writing Score 8,041
Digital Content Creation 10,230
Photo Editing Score 13,088
Rendering and Visualization Score 12,799
Video Editting Score 6,393
PCMark 10 Modern Office Battery Life
3DMark v2.11,6866
Time Spy 7,521
Fire Strike Ultra 4,907
Fire Strike Extreme 9,365
Fire Strike 18,523
Night Raid 47,006
Sky Diver 45,896
Cloud Gate
Ice Storm Extreme
Ice Storm
CINEBENCH R15.0
OpenGL 233.97 fps
CPU 1,792 cb
CPU(Single Core) 210 cb
CINEBENCH R20.060
CPU 4,082 pts
CPU(Single Core) 495 pts
SPECviewperf 13
3dsmax-06 202.88
catia-05 260.66
creo-02 240.77
energy-02 35.86
maya-05 267.09
medical-02 75.12
showcase-02 102.96
snx-03 287.96
sw-04 161.1
SSDをCrystalDiskMark 7.0.0で計測
1M Q8T1 シーケンシャルリード 3,431.154 MB/s
1M Q8T1 シーケンシャルライト 2,787.446 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルリード 1,646.323 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルライト 2,436.349 MB/s
4K Q32T16 ランダムリ-ド 2,040.674 MB/s
4K Q32T16 ランダムライト 1,678.018 MB/s
4K Q1T1 ランダムリ-ド 20.389 MB/s
4K Q1T1 ランダムライト 133.725 MB/s
HDDをCrystalDiskMark 7.0.0で計測
1M Q8T1 シーケンシャルリード 206.538 MB/s
1M Q8T1 シーケンシャルライト 205.896 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルリード 205.962 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルライト 206.969 MB/s
4K Q32T16 ランダムリ-ド 1.775 MB/s
4K Q32T16 ランダムライト 1.883 MB/s
4K Q1T1 ランダムリ-ド 0.699 MB/s
4K Q1T1 ランダムライト 1.169 MB/s
Adobe Lightroom Classic CCで100枚のRAW画像を現像
7,952☓5,304ドット、カラ- - 自然 3分44秒18
Adobe Premiere Pro CCで実時間5分の4K動画を書き出し
3,840×2,160ドット、30fps 5分16秒73

 8コア16スレッドのCore i9-9900Kを搭載しているだけに、「CINEBENCH R15.0」のCPUスコアは1,792cb、「CINEBENCH R20.060」のCPUスコアは4,082ptsとクリエイティブ用途に十二分な性能を記録している。OpenGLに特化されたQuadroビデオカードを搭載しているため、「3DMark」はDirectXに特化されたGeForce系よりやや性能は低いが、体感できるほどの開きはなさそうだ。

 1つ気になったのが「Adobe Premiere Pro CC」で4K動画の書き出しに実時間以上の時間がかかっていること。GeForce系の上位ビデオカードを搭載していれば3分台で書き出しが完了する。ソフトウェア側の相性問題かもしれないが、少なくとも現時点では「Adobe Premiere Pro CC」を使うのであれば、GeForce系ビデオカードを搭載したPCを選んだほうがよさそうだ。

クリエイティブ系に特化して税込み45万円切りはコスパ高し!

 Windows 10 Pro、Core i9-9900K、Quadro RTX 4000、64GBメモリ、1TB SSD&2TB HDDというスペックで、税込み45万円を切っている「ConceptD 500」は、文句なしにコスパに優れたマシンだ。モデルを1つに絞り、またカスタマイズモデルを用意しなかったからこそ、この価格を実現できたのだろう。

 もちろん、ゲームを主目的にするのであればGeForce系を搭載するゲーミングPCを選ぶべきだ。しかし、CADをはじめとしたクリエイティブ向けのデスクトップPCを探しているのなら、デザイン性にも優れた「ConceptD 500」は魅力的な選択肢。スペックの充実した「ConceptD 500」は、なに1つ足す必要のないクリエイティブ特化型PCと言える。

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