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Thursday, February 20, 2020

生きる手応えを共有 映画「影裏」大友啓史監督に聞く - 大阪日日新聞 - 大阪日日新聞

大阪ニュース

2020年2月21日

 沼田真佑(41)の同名処女小説で芥川賞受賞作を映画化した「影裏(えいり)」(ソニー・エンタテインメント配給)がTOHOシネマズ梅田・同なんばほかで上映されている。舞台になった盛岡市出身の大友啓史監督(53)がこれまでのエンタメ路線と違ったタッチでメガホンを取って「原作の行間にある静かで美しい人間の感情を描いた。生きる手応えを共有してほしい」と話している。

「新しい風景と、地元再発見の旅でもあった」と笑みがこぼれる大友監督=大阪市内のホテル
綾野剛(右)と松田龍平(C)2020「影裏」製作委員会

 大友監督といえば、元NHKの敏腕ディレクターでドラマ「ハゲタカ」「龍馬伝」や、フリーになって映画「るろうに剣心」シリーズなどのヒット作で知られるエンタメ路線の売れっ子。「今回は今までやってきた事とタッチが違うが、沼田原作が文学界新人賞を受賞した時に読んですぐに映画にしたいと思った。翌年に芥川賞を受賞し、地元のテレビ岩手が企画に乗ってくれてうまく実現した」という経緯がある。

 原作は東日本大震災の2011年を挟んで物語が展開する。「震災時に何もできなかった私にとって、この話はひとごとではないと同時に、突然、人がいなくなってしまうということは、日常でも起こっていることで、主人公の今野(綾野剛)と日浅(松田龍平)の関係は、ひょっとしたらよくあるケースかもしれない。都会から盛岡に来た今野が、そこで地元の日浅に会い、やがて別れに至るドラマで、2人の間にどんな感情があったのか。そこを見つめたいと思った」

 綾野は「文学の香りをまとえるスター」、そして松田は「文学のまま映画の世界に入れる人」と例える。「2人なら原作の主人公と、小説の行間にあるエモーショナルな部分を表現してくれると思った。それでいえば、ある種ドキュメンタリーのように2人を追いかけていたようなところもある」。

 カメラマンは黒沢清監督と組むことが多い芦澤明子で「2人の男の顔のアップと呼吸音、それを包む自然光を静かに美しく捉えてもらった」。「エンタメ路線で描いた善悪ではなく、今回は不条理だが美しいもの。正解はないが、主人公を見て生きる手応えを共有してもらえればうれしい」

 次回作「るろうに剣心最終章The Final/The Beginning」(7、8月公開)はもう撮り終えている。

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February 21, 2020 at 09:08AM
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