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Sunday, May 24, 2020

テラハ・木村花さん急逝、現場に問う不幸の元凶 | メディア業界 - 東洋経済オンライン

何が22歳女子プロレスラーを追い詰めたのか

人気番組「テラスハウス」に出演していた、女子プロレスラーの木村花さん(2016年当時 写真:平工幸雄/アフロ)

プロレスラーの木村花さんが急逝した。5月24日時点では詳細が明らかになっていないが、彼女は自ら死を選んだとみられている。

その原因については、出演中の人気番組「テラスハウス」(フジテレビ系、ネットフリックスで配信)の中で、彼女が他の出演者に対して厳しい言葉を発したことなどに対して、視聴者などからSNS上で誹謗中傷が相次いだためではないか、と言われている。

ネットでのバッシングが、22歳という一人の若い女性を追い詰めてしまったのだとすれば、それは非常に悲しい出来事であるし、誹謗中傷をした人々の行動は非難されてしかるべきものだと思う。

その点については、すでに多くの人々が意見を表明されている。私はテレビ番組の制作に長年携わってきた立場として、今回の悲しい出来事の原因になったかもしれないと考えられるもう1つの問題について指摘したい。彼女が出演していた「恋愛リアリティーショー」が抱える「恐ろしさ」と「危うさ」だ。

人気の番組形態に潜む落とし穴

「テラスハウス」をはじめとする「恋愛リアリティーショー」は、いま非常に流行している番組形態と言っていいだろう。若者のテレビ離れが指摘される中、この番組形態は数少ない「若者たちにも見てもらえるコンテンツ」だからだ。中でもインターネット配信の番組としては、これ以上ないほどのキラーコンテンツだといえる。

男女のリアルな恋愛や駆け引きを、あたかも“覗き見”する感覚でハラハラドキドキしながら見守るのは、とても面白い。思わず没入してしまうし、学校や会社で思わず友達に話したくなってしまう内容だ。視聴者に深く刺さるし、話題性もあるという意味では、まさにこの上なく「テレビ的」であると言えるだろう。

しかし、ここに1つの「罠」があると言えるかもしれない。あまりにリアルなので視聴者はあたかも本当の恋愛を目撃しているつもりになるが、実はそれはあくまでも「リアリティーのあるショー」だということだ。リアル男女の恋愛模様を描いているかのように演出されている「フェイク」であるということを、見ている側が忘れてしまいがちなのだ。

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