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Sunday, July 5, 2020

チームで「目標」を共有できない! オイシックスの責任者が語るテレワーク・マネジメント術(NIKKEI STYLE) - Yahoo!ニュース

■「朝礼」の前に「雑談」で関係性を作る

新型コロナウイルスの影響で、多くの人がリモートワークを中心とする働き方へと変化してから早くも3カ月近くが過ぎました。第1波は収まりつつあるようですが、すべての人が満員電車に乗り、オフィスに集まって仕事を、というコロナ以前の働き方に戻ることはもうないでしょう。そんな「オンライン前提」のコミュニケーションが中心になってきた状況で、チームマネジメントにどう向き合っていくのか。今後ますます重要な課題となると考えています。 私自身、現在10人弱のチームマネジメントに携わっていますが、日々の業務でチーム運営をどうしていくか、試行錯誤している段階です。今の会社に入社してから約3年半たち、過去に上司から教わったことも踏まえ、オンライン前提のコミュニケーションが進む今だからこそ、改めて大切にしていることがあります。 それはまず、チームで仕事をする上でマネジメント側に大切なのは、チーム個々人の変化に敏感であること、だと考えています。よく言われてはいますが、やはり「雑談」が重要です。毎朝5~10分、チームメンバーとその日の動きを共有したり、必要に応じて他のメンバーに相談や依頼を行ったりする「朝礼」的な時間を設けていますが、こうした時間の前に、必ず「雑談」を入れるようにしています。 当初は私から意図的に雑談を入れていましたが、途中からチームメンバーが持ち回りで雑談をするようにしてみました。その日に話す人を決めて、話す内容はすべてお任せ。チームで仕事をするためには、前提の関係性、土づくりが大切で、その人の人となりがわかるだけでも仕事への入り方は変わってくるものです。 日々の体調や気持ちなど個人の状態は日々変わります。個人の状態が変われば、チームの状態も変わります。チームマネジメントは日々の個人やチームの変化に敏感であることが重要です。 また、オンライン中心になると、日々の業務でコミュニケーションをとる人が固定化されるような傾向も出てきます。オフィスに出社していたときのような、会議終了後にメンバーと一緒に自席に戻るまでの時間で話すような他愛のない話や、他チームの人との偶然の出会いから起こる雑談が減ってしまうからです。目的やチームを越えた偶然の雑談、出会いをオンラインでもうまく作っていくことも必要になります。 弊社では、チームを超えて「オンラインZoomランチ&飲み会」を企画したり、毎週金曜日の夕方の終業時間直前に「週末雑談」なる20分ほどの出入り自由な雑談空間をオンライン上に設けたりする、といった取り組みをしています。 自分のチームのマネジメントだけではなく、他チームとの連携も日々のコミュニケーションがあるかどうかで変わってきますから、ちょっとした関係性を作るこのような取り組みを行うことは、チームマネジメントをする上では重要だと考えています。

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