
子どもたちが「先生」となって、大人に「教える」というオンラインの学校があるのをご存知ですか?「子どもなのに先生役」という非日常を楽しみながら、プレゼンテーションの基礎をふまえた自己表現体験 ができる。好きなことから探究心を深められる。そんな「子どもが教える学校」の魅力をレポートします 。
子ども先生が大人に教える「学校」とは?
「子どもが教える学校」は、小中学生が「子ども先生」になり、大人が生徒として学ぶ「授業」をつくるワークショップです。すべてオンラインで行う全5回のプログラム。子どもたちが4回かけて探究を深め、最後にはたくさんの大人の前で授業をします。自分の伝えたいことを、プレゼンテーションソフトやスケッチブックを使って分かりやすく説明資料にまとめ、3分間の授業をします。 2020年春のコロナ禍の休校期間中に、「のびのびと過ごしながらも、学びがある場をつくりたい」という、ひとりのお母さんの思いをきっかけに始まりました。 授業の内容は、子どもたち自身が伝えてみたいことならば何でもOK。自分が夢中になっている趣味や遊びのこと、興味をもっている自然科学や社会について、大人に対する意見など内容は様々です。
問いかけで「伝えたいこと」を深める
2021年5月に行われたプロジェクトに参加したのは、小学生から中学生までの5人。えいたくんは最年少で参加した8歳です。大好きなスケートボードのことを伝えようと考えていました。 2回目のワークショップは、「伝えたいこと」を深めていく内容です。 「なぜスケートボードのことを伝えたいの?」 「子どもが教える学校」主宰の鈴木深雪さんの問いかけに、「スケボーは楽しいから!」と元気よく答えるえいたくん。 「楽しいよ、と伝えようと思ったんだね。それはどうして?」とさらに問いかけられ、「スケボーは危険とか、転んだりすると痛いと思われているけれど、実はけっこう楽しいものだって知って欲しい」「特に知って欲しいのは、技のこと!」と、考えながら言葉をつないでいきます。 最初はシンプルだったえいたくんの思いが、鈴木さんの問いかけによって、どんどん詳しく、熱のこもった言葉になっていきます。最後の方で、鈴木さんからこんな質問が飛んできました。 「他にもたくさんスポーツがあるでしょう。その中でえいたくんがスケートボードをやっているのはなぜ?」 これはなかなか難しい質問です。予想外だったのか、えいたくんも戸惑った様子。少し考えてから、 スケートボードを始めたきっかけや、だんだん上手になっていくにつれて楽しくなってきたことを話してくれました。 「よくあきらめなかったね。怖いし痛いし、途中でやめたくならなかった?よく続けたねえ」(鈴木さん) 「スケートボードはいろんな技があってかっこいいから、できるようになりたいと思った」 (えいたくん) 「そうか、最初はできなかったけど、かっこいいからやってみようと思って続けたんだね」 (鈴木さん) 「そう!」納得した様子でうなずくえいたくん。 鈴木さんに聞かれて「そういえば、なぜだろう?」と考え始めます。言葉にすることで、「好き」に対する探求がぐっと深まります。スケボーのどんなところが、なぜ、どんなふうに好きなのか …。「伝えたいこと」の材料をたくさん持って、本番授業に向けての「伝える準備」が整っていきます。
からの記事と詳細 ( 「子どもが教える学校」ってなに?好きなスケボーやゲームでプレゼン力と探究心を伸ばす(みらのび) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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