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Thursday, February 10, 2022

ウィル・スミスの本当──幼少期のトラウマから、ドラッグ、公認不倫まで - GQ JAPAN

apaituberita.blogspot.com

遅ればせながらSNSに対してもオープンな人となった彼は、いまやネット上でもっともバズっているセレブの1人でもある。「みんなと繋がれるしクリエイター的には常に自分を最新モードにしておけるから、ソーシャル・メディアはツールとしてすごく強力だ」

夢見がちな男を夫にもつ女にとってつらいのは、彼にとって自分は2番目の存在でしかないという現実だ。スミスの現在の妻であるジェイダ・ピンケット・スミスの場合、彼女のバンドがガンズ・アンド・ローゼズの前座をつとめるチャンスを諦めねばならなかったりもした。妻のその犠牲のおかげで夫が『幸せのちから』の撮影を続けることができたというのが皮肉なところだ。

2011年、ジェイダの40歳の誕生日を祝うため3年越しで準備したサンタ・フェでのディナーの席で、スミスはあるドキュメンタリーを上映した。彼女とその一家の歴史を奴隷時代にまで遡ったもので、祖先の主人一家の没落までもが描かれていた。ホテルに戻ると「誰かがエゴをむき出しにしたせいで、人生でこんなにイヤな思いをしたことはなかった」とジェイダ。そして大声で夫婦喧嘩。当時10歳だった娘のウィロウは、お願いやめて、といいながら、両手で耳を塞いで泣き出
した。「これ以上、マトモな夫婦のふりをし続けることはできなかった。このままではもうダメだ。変わらなければ」(同書より)

ウィルとジェイダの夫婦の話はそこで少々唐突気味に終わる。私が原稿段階で読んだ初期のバージョンには、彼らの婚外活動のことは書かれていなかった。「ダマされたって思った?」。ウィルがいう。「2人の過去の行状をその細部までとくと読ませてもらうつもりだったのに……って」。それでは私はまるで芸能リポーターではないか。

「子供の頃の家族構成が普通じゃなかったこともあって、妻として通常の結婚生活を送ることが大事だなんてアタマはジェイダにはないし、俺たち夫婦としても、結婚生活が牢獄のようじゃダメだ、と。互いに束縛せず自由でいながら、もしなにかあったら無条件に相手を支える。提唱するつもりはないが、至上の愛とはそういうものだ」

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