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Friday, May 6, 2022

レクサスのハイブリッドクーペ「LC500h」に試乗。自然吸気V8を搭載する「LC500」とのちがいは? - webCG

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深化した売れ筋モデル

LCといえば、先日試乗記をお送りしたLC500のほうが、クルマオタク的な注目度は高いかもしれない。LC500の心臓部となる大排気量5リッターV8自然吸気エンジンは今や世界的にも貴重な存在だからである。

しかし、国内で実際の売れ筋となっているのは、やはり3.5リッターV6ハイブリッドのLC500hである。その車名からも分かるように、性能的にはV8と同等というポジショニングであるうえに、レクサス=トヨタは、なにはなくとも安心の元祖ハイブリッドブランドであり、静粛性や経済性とのバランスもハイブリッドに軍配が上がるからだ。

というわけで、今回は最新のLC500hを試乗に連れ出すことにしたのだが、前回試乗したLC500が標準モデルだったのに対して、今回の試乗車は“Sパッケージ”であることにも注目である。LCのクーペではどちらのパワートレインにも、標準モデルのほか“Lパッケージ”と“Sパッケージ”という、計3グレードが設定されている。このうち“Lパッケージ”はガラスパノラマルーフや専用セミアニリン本革シート、21インチタイヤが標準化される豪華版だが、走り方面のメカニズムにおいては標準モデルとの差はほぼない。

対して“Sパッケージ”は走り方面の専用装備が多い。タイヤは“Lパッケージ”と同じ21インチだが、そこに自慢の「LDH」と、車速25km/hで自動展開する「アクティブリアウイング」といった専用装備が組み合わされる。それに加えて「トルセンLSD」や高摩擦ブレーキパッドも標準装備となるのだ。

ちなみに、ここでいうLDHとは某国民的ダンスボーカルユニットを抱える芸能事務所のことではなく、「レクサスダイナミックハンドリング」の略称だ。標準の連続可変ダンパーに加えて、後輪操舵やギア比可変ステアリングを統合制御して「安全とクルマを操る楽しさを両立する」のだという。

2021年9月に一部改良モデルが発表されたレクサスのフラッグシップクーペ「LC」。乗り味のさらなる深化を目指し、シャシーを中心に手が加えられた。またLCは、レクサス全ラインアップの乗り味を方向づける役割も担っている。
2021年9月に一部改良モデルが発表されたレクサスのフラッグシップクーペ「LC」。乗り味のさらなる深化を目指し、シャシーを中心に手が加えられた。またLCは、レクサス全ラインアップの乗り味を方向づける役割も担っている。拡大
今回は、ハイブリッドモデルのなかで最上級グレードとなる「LC500h“Sパッケージ”」に試乗。“Sパッケージ”には、後輪操舵やギア比可変ステアリング、電動パワーステアリングなどを統合制御する「レクサスダイナミックハンドリング」が備わる。車両本体価格は1500万円。
今回は、ハイブリッドモデルのなかで最上級グレードとなる「LC500h“Sパッケージ”」に試乗。“Sパッケージ”には、後輪操舵やギア比可変ステアリング、電動パワーステアリングなどを統合制御する「レクサスダイナミックハンドリング」が備わる。車両本体価格は1500万円。拡大
最高出力299PSの3.5リッターV6エンジンに、同180PSのモーターが組み合わされた「マルチステージハイブリッドシステム」を搭載。システム最高出力は359PSを誇る。
最高出力299PSの3.5リッターV6エンジンに、同180PSのモーターが組み合わされた「マルチステージハイブリッドシステム」を搭載。システム最高出力は359PSを誇る。拡大
「LC500h“Sパッケージ”」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4770×1920×1345mm、ホイールベースは2870mm。ポリッシュ仕上げ+ブラック塗装を施した21インチ鍛造アルミホイールが新たに標準装備アイテムとなった。
「LC500h“Sパッケージ”」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4770×1920×1345mm、ホイールベースは2870mm。ポリッシュ仕上げ+ブラック塗装を施した21インチ鍛造アルミホイールが新たに標準装備アイテムとなった。拡大

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