シルベスター・スタローンが、『ロッキー』『クリード』シリーズのキャラクター、イワン・ドラゴを描くスピンオフ映画『Drago』(原題)の企画が進行中だと報じられていることについて、インスタグラムで言及し激怒している。
「またしても心が折れることが。たったいま知ったのだが、またもや94歳の哀れなプロデューサーとバカでハゲタカのチャールズとデヴィッドという子どもたちが、私が作った素晴らしいキャラクターを食い尽くそうとしている。私になにも言わずに!」
「ファンのみなさんに謝罪したい。『ロッキー』のキャラクターをこいつらみたいな寄生虫の食い物にされることは望んでいなかった。それにしても、私はかつてドルフに尊敬の念を抱いていたが、彼は私の知らないところで進んでいることについてなにも教えてくれなかった。あのキャラクターは彼のために作ったのに。本物の友だちはゴールドよりも貴重だよな」。
スタローンが「94歳の哀れなプロデューサー」と呼んでいるのは、『ロッキー』『クリード』シリーズを手掛けてきたアーウィン・ウィンクラー(実年齢は91歳)、「ドルフ」と呼んでいるのは、『ロッキー4/炎の友情』『クリード 炎の宿敵』でイワン・ドラゴを演じたドルフ・ラングレンだとみられる。次の投稿ではウィンクラーを名指しでさらなる批判を続けた。
スタローンの投稿を受け、ドルフは『Drago』について「脚本もまだないし、契約もしていない。監督も決まっていない。個人的には、友人であるスタローンがプロデューサーとして、もしくは俳優として関わっているものだと思い込んでいた。不幸なことに先週、マスコミにリークされたんだ」とインスタグラムで弁明。「ミスター・バルボア(スタローンが『ロッキー』で演じているロッキー・バルボア)と連絡を取るよ。ファンのみなさんが安心できるように」と、こじれてしまったと思われるスタローンとの関係の修復を誓った。
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