12月28日「ダブルチーズのアメリカンミートボールスパゲティ」
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12月28日「ダブルチーズのアメリカンミートボールスパゲティ」
第5週:ごちそう肉料理レシピ
みんな大好きなミートボールを、アメリカンスタイルのパスタで豪快に楽しもう! 甘めのトマトソースが絡んだスパゲッティにチェダーチーズととろけるチーズをON。混ぜればさらに濃厚な味に。
メイン材料/ミートボール(市販品)、スパゲッティ、チェダーチーズなど
丸山大輔容疑者が妻希美(のぞみ)さんを殺害したとして殺人容疑で逮捕されてから一夜明けた29日、希美さんの友人や塩尻市塩尻町の現場周辺の住民に驚きと衝撃が広がった。
希美さんと幼い頃から親しかった同市の男性(48)は28日夜…
さとのば大学は、高3生向けセミナー「自分は、なぜなにを学びたいのか?を深めて今年の入試に活かそう!」を12月9日にオンラインで開催する。
高3生に向けて、改めて、自分は大学に行ってなぜ、なにを学ぶのか?を考え、言葉にしてみることで、志望理由をもう一段バージョンアップしたり、受験勉強へのやる気をブーストするセミナーだという。
4年間で全国4つの地域を回り、「オンライン学習」と「リアルな地域プロジェクト」を行き来しながら学ぶ「さとのば大学」らしく、特に「大学で社会課題を“何とかする力”を身につけたい」と考えている人に向けた内容。
開催日時:12月9日(金)19:30~21:30
開催場所:オンライン
参加費:無料
参加対象:
主として高校3年生。1、2年生も歓迎。高校生の保護者、先生など
プログラム:
1.「社会のさまざまな課題を解決する力」とは?
2. その力を伸ばせる大学の選び方 /今から出願できる公募推薦入試の探し方
3. 改めて、自分が大学に進学する理由を確認する~これまでの学びや今の思いと、大学での学び、その先の未来を1つのストーリーに~
4. さとのば大学(managara 地域イノベーターコース)について
5. もっと聞きたいテーマに分かれての分科会
小糸悠平氏(以下、小糸):では「いいチームを作りたい!!〜関係の質を改善するために私たちがやったこと〜」というテーマで話します。よろしくお願いします。
三宅潤也氏(以下、三宅):お願いします。
小糸:最初にみなさんに共有してみたいことがあったので、話したいと思います。(スライドを示して)先ほどスライドを差し込みました。私はふだん関東に住んでいますが、今は阪急梅田駅の「テレキューブ」という場所、写真でいうと一番左側の場所で作業をしています。
外を見るとものすごくたくさんの人が歩いているんですが、意外と快適で。
テレキューブはすごく便利で、料金も15分単位で使えるので、みなさんぜひ使ってみてください。
三宅:ここから(配信に)入ってきた人は、なんの話をしているのかぜんぜんわからないですね(笑)。「テレキューブの人なのかな」みたいになりますね(笑)。
小糸:そうですね。ぜんぜん関係なくて、お金ももらっていないですね(笑)。
ではようやく本題と言いつつ、本題には(まだ)入っていないんですが。いきなりですが、みなさんに質問です。今日のテーマは「いいチームを作りたい」ということですが、“いいチーム”と聞いてどんなチームが浮かぶでしょうか。もしみなさんの中でDiscordに書ける人がいたら、想像して書いてもらえるとうれしいです。
三宅:もうさっそく「テレキューブの宣伝」みたいな(コメントが書かれています)(笑)。「意見が言いやすい」。そうですよね。いいチームですよね。
小糸:なるほど。確かに「楽しく」はすごく重要ですね。
三宅:「楽しい」は大事ですね。
小糸:「アウトカムができる」。すばらしい。
三宅:そうですね。「アウトプットよりアウトカム」みたいな話はよくチームでしたりしますね。
小糸:そうですね。ありがとうございます。
本日は「いいチームを作りたい」と常々考えている登壇者が、これまでやってみて効果のあったことを共有していきたいと思います。
ただ注意としては、これは必ずしもすべてのチームに効果があるわけではないので、用法・容量を守って適切に使っていただくということで、よろしくお願いします。
三宅:(それを)言っておけばなにを言ってもいいみたいな感じがありますよね(笑)。
小糸:そうですね(笑)。スクラムでは意外とアンチパターンになりそうなことも今日は話そうかと思うので、盲信しないでもらえるとすごくありがたいです。
小糸:(スライドを示して)本日の登壇者ということで、名前を紹介するタイミングがきました。私は小糸悠平です。よろしくお願いします。KDDIアジャイル開発センター株式会社という、すごく長い名前ですが、KAGと呼ばれている会社に所属しています。業務はWebサイト開発のスクラムマスターを、かれこれ5、6年やっています。モットーは「楽しくないのはスクラムじゃない」です。
先ほどDiscordでも「楽しく切磋琢磨」みたいなコメントがありましたが、楽しくないとすごく気持ち悪いと思うので、それはあまりスクラムとは呼びたくないです。
最近の悩みです。もともと(は)KDDI株式会社に所属していて、今日からかな(笑)?
三宅:そうですね(笑)。
小糸:今日からこの会社(KDDIアジャイル開発センター株式会社)の所属が本務になったんですけれど、すごく社名が長いので、略称で呼ぶのも恥ずかしいしどうしようかなというのが最近の悩みです。では三宅さん、お願いします。
三宅:三宅潤也です。同じくKDDIアジャイル開発センター株式会社という、ちょっと長い社名のところから来ました。KDDIにも兼務していて本籍はそちらにあるのですが、出向でこの会社にいます。
業務はMaaSシステムの開発者と、あと時々スクラムマスターという感じです。モットーは「我以外、みな我が師」ということで、5歳と2歳の子どもたちからもいろいろ学んでいる毎日です。
最近の悩みが、KAGと書いて「カグ」なのか「ケーエージー」なのか問題ですごくモヤモヤしています。KとAとGと見た時に、みなさんはなんて読むかなと。ファーストインプレッションをDiscordでぜひぜひ教えてもらいたいなと思います。社内は若干「カグ」が多かった印象です。今日はよろしくお願いします。
小糸:よろしくお願いします。
小糸:では今日の発表タイトル、「いいチームを作りたい!!〜関係の質を改善するために私たちがやったこと〜」というテーマですが、まず、なぜ関係の質が重要なのかということで、そこから最初に話をしようかなと思います。
(スライドを示して)知っている方もいるかもしれませんが、“関係の質”は、ダニエルキム氏の提唱する「成功の循環モデル」に登場するキーワードです。この成功の循環モデルでは、組織を「関係の質」「思考の質」「行動の質」「結果の質」と4つの質で捉えています。
「成功の循環」はどういうことをやるのかというと、「まず関係の質から入りましょう」というのが成功の循環モデルの1歩目です。ここでいい関係性、対話によって信頼関係が構築できると、思考の質が変わります。メンバーの意見交換によって多くの気づきが得られて、思考の質が向上します。
思考の質が変わると、今度は行動の質が変わります。チームでの自発的な行動につながる流れになります。行動の質が変わるとここまでくるとなんとなく読めると思いますが、結果の質、より良い成果が得られるようになります。
より良い成果が得られるようになると、さらに信頼関係の構築ということで関係の質が改善していきます。
同じように失敗の循環もありますが、失敗の循環は「結果の質から最初になんとかしようとなった場合に失敗の循環に陥るよね」というのが、ダニエルキム氏の成功の循環モデルの中で言われています。
ということで、今日は関係の質に特化して、私たちが関係の質を高めるために実際にやった取り組みを話していきます。
リハではけっこう時間が余ってしまって。みなさんのコメントも拾っていきたいので、チームでやったことや感想など、多くのコメントをお願いしたいと思います。
では最初に「失敗してみよう」というテーマです。(スライドを示して)チームの傾向です。どんなことが起きているかを書いているので、あなたがスクラムマスターだったりチームのメンバーだったらどんなことをしようかをみんなで考えてもらえるとうれしいなと思います。
最初はマージンを計上してしまいます。我々はスクラムでやっていますが、「ストーリーポイントは少なくいけると思うけど、なんか終わらないと嫌だから、多めにマージン積んじゃおう」みたいな傾向がチームにあります。
あとは早すぎるスプリントゴールですね。1回、2回とか、たまにならいいんですが、どのスプリントでも真ん中ぐらいだったり、真ん中よりちょっと終わりぐらいでゴール達成してしまうような傾向があるんじゃないかということです。
こういう時にどんなことをすればいいかということですが、三宅さん、なにかこのあたり(の対策)は、ありますか?
三宅:あるあるすぎて盛り上がりますね(笑)。僕と小糸さんは違うチームで、仕事自体では実は1度も関わったことがないんですが、(これは)たぶんいろいろなチームでよく聞く話なんじゃないかと思います。自分がいたチームでも、「マージンをちょっと乗っけておくか」みたいなことは自分もよくやっちゃっていたなというのがあります。
小糸:そうですね。なんとなくそんな傾向もあるんじゃないかなと思います。スライド19
(スライドを示して)こんな時にどういうマインドが働いているのかと仮説を立てて検証してみたのが、この後の話です。
なんとなくあるのが「失敗を恐れているんだろうな」ということです。具体的に言うと、「見積りどおりに終わらないと、自身の評価やチームの評価が下がってしまうんじゃないか」というマインドだったり、あとは「スプリントゴールに到達しないと、よくわからないけど、何かマイナスなことが起こるんじゃないか」みたいなことを考えているのではないかと想定しました。
ではどうすれば解消するかというと、実際に体験してもらうのが手っ取り早いのではということで、「失敗してみましょう」ということにつながります。
(コメントを見て)アライさんがコメントをくれていますね。「50パーの達成率ぐらいがいい」みたいな。どこで見たんだろう? 私もそんな記事を見た気がします(笑)。
三宅:僕も見た気がします。ただ、なにで見たかというと出てこないという。不思議ですね(笑)。
小糸:検索したら出てきそうだけれど。後で探してみよう。
実際にやってみたことです。「失敗してみた」ということで、見積り基準を再確認してマージンを積むのをやめることです。見積りをする時にはだいたいベースとなるバックログのポイントがあると思うんですけれど、それを都度確認して、「これは本当に適切なポイントである」とチーム内で徹底しました。
スプリントゴールの未達という点で、見積りをきっちりするとスプリントゴールは自然と未達なことがたぶん増えてくると思うので、実際に未達をやってみました。
得られたことです。すごくいいなと思ったのが、未達であっても責められることはなくて、責める人がそもそもいないので、それがチームとして経験できたのがすごく良かったです。これによって、チーム内、チーム外に向けても心理的安全性が確保されました。
あと追加で良かったのは、失敗した時のふりかえりでのチームの発言量がすごく増えて、いい議論ができたことです。成功していると、ふりかえりはやはりそんなに活発にならなくて、「なんかうまくいったね」というものになります。
この議論によってチーム内の遠慮がなくなって、今後のいい関係の構築につながりました。
三宅:「失敗してみた」というのは、スプリントゴールの未達を意図的に起こせたということなんですかね?
小糸:そうですね。実はこれ、私はけっこうあくどいことをやっていて、ベロシティをちょっといじりました(笑)。
三宅:(笑)。
小糸:誰も気づかなかったのでそのまま進めたんですけれど、ふだん20ポイントぐらいなのに、25と嘘をついて、それに対してスプリントを計画しちゃいました。
三宅:用法・容量をお守りください系がさっそく出ましたね(笑)。
小糸:そうですね(笑)。なんとか早く失敗したいなと。たぶん、上のマージンを積むのをやめていたらいずれはゴール未達になるとは思いますが。無理やり失敗に導くスクラムマスターがここにいましたね(笑)。
三宅:初めて見た時、自分は新しいなと思いました。自分のチームでもいつかやってみたいとちょっと思いました(笑)。ありがとうございます。
小糸:次がチームの傾向です。ステークホルダーの過剰な期待があったり、マネージャーと距離があったりすることですね。
ステークホルダーの期待というのは、具体的にはアジャイルを正しく理解していない人たちが、なんとなく「アジャイルなんだからうまくいくんでしょう?」みたいな期待をしてくることです。
あとは、マネージャーにちょっと話しかけにくい空気がチーム内にある場合です。こんな時にも「失敗してみよう」がけっこう役に立ちました。
三宅:マネージャーの顔がメチャクチャ恐いですね(笑)。
小糸:そうですね。「いらすとや」はすごいなと思います(笑)。
三宅:いらすとやは、みんなが抽象的に思っていることを形にするのがメチャクチャうまいですよね(笑)。
小糸:そうですね(笑)。これはなんの顔だったかな。「恐い」みたいなので検索したら出てきて、「おお、ピッタリだ」と。
三宅:ストレートなんですね(笑)。いらすとやの検索ワードもちょっと笑っちゃう時がありますよね。「これで出てくるんだ」みたいな(笑)。
小糸:そうですね(笑)。
ではそんな時どうしたかというと、過剰な期待に関しては、スクラムをよく知らないんだろうと。記事によく載るような「4倍早くなる」みたいなところだけを見て、すごいものと思われがちです。
あと、距離があるのは話すネタがないからで、話さざるを得ない状況になれば自然と距離が縮まるだろうと仮説を立て、これも同じく失敗してみたらいいんじゃないかと。そうすると過剰な期待もなくなるし、共通の話のネタができそうだなと失敗してみました。
失敗のその先ですが、失敗した話を共有するところで、スプリントゴールの未達をネタに会話をすると、まずは純粋に会話が増えます。会話のハードルが下がって、ちょっと話しやすい雰囲気が築けるようになります。
あとは、マネージャーやステークホルダーはプロダクトにすごく興味があるんですが、失敗の話を共有すると、プロダクトだけではなくて、チームにも興味を持ってもらえるようになります。なので、チームに相談できる味方がドンドン増えていき、すごく関係性が良くなりました。
あとは、アジャイル開発に対する理解が進んで過剰な期待をされなくなるのも、失敗していくことのメリットかなと思います。
三宅:POがチームに興味を持つのは、けっこうすごいことですよね。
小糸:そうですよね。今のチームでも「失敗したよ」という話を上の人たちとけっこうするんですが、そうすると、本部長はメチャメチャふりかえりのボードを見てくれています(笑)。
Miroでボードを管理しているんですが、よく本部長の名前のカーソルが動いていて「おお、見てる見てる」みたいな(笑)。
三宅:本部長のカーソルがMiroでうろちょろしている絵を想像すると、けっこう笑えてきますね。かわいいというかなんというか(笑)。
小糸:そうですね(笑)。ということで、共有するとけっこう楽しいという話でした。
(次回につづく)
<続きは近日公開>
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先週もお伝えしたように、ABMEAが「FIFAワールドカップカタール2022」(以下W杯)を全試合無料で生中継している。
もうそれなりに関連記事を書いたつもりでいたのだが、11月23日の日本対ドイツ戦以降、ABEMAに関する問い合わせが、筆者の元にも急に増えてきた。
ポイントは「1.000万人以上が視聴した」「それなのに快適で落ちることもなかった」という点だ。その結果として一般メディアなどから「本格的にテレビの代替としての地位を固めたのでは」という見方が広がったようだ。
同サービスにおける過去の最大視聴者数を連日更新中であるようで、サイバーエージェント(以下CA)の藤田晋社長も、Twitterで喜びのコメントを発表している。
先ほどのアルゼンチン🇦🇷×サウジアラビア🇸🇦戦で、ABEMA史上過去最高視聴数記録を更新しました。
— 藤田晋 (@susumu_fujita)November 22, 2022
皆さま、ご視聴ありがとうございます🙇♂️
やった!!!😭😭😭
本田さんの解説も最高だった!このツイートにいいねするとTwitterの仕様であべまくん出てきます
— 藤田晋 (@susumu_fujita)November 23, 2022
ABEMAがスタートしたのは2016年の4月(3月から試験配信を開始)。それから6年が経過しているのだが、筆者はこれまでに何度も同社を取材している。
ここで改めて、ABEMAがここまでどう成長してきたかを振り返ってみたい。
筆者が最初にABEMA(当時の名称はAbemaTV)について取材したのは、2016年3月のこと。CA・藤田社長へのインタビューだった。
この時に藤田社長が語っていたのは「ネットの中に新しいメディアを作ること」だった。若者がテレビを見なくなり、スマホが最も身近なデバイスになっている。個室にテレビを買わない層もいる。そこで、一般的な映像配信よりもテレビに近い感覚で使えて、広告収入によるモデルの配信ビジネスを立ち上げよう……というのが狙いだった。その軸は今も大きくは変わっていないと感じる。
この時にポイントだったのは「マスメディアを作る」という考え方だ。ネットだとそれぞれの視聴スタイルに合わせてパーソナライズし、広告においてもターゲティングで……といった形が多い。だがABEMAの場合には、ターゲティングはあまり強く意識せず、多くの人が視聴するであろうことを考えたモデルを選んだ。それは、広告としてターゲティングされたナローな広告を積み上げるよりも、テレビ的なマス広告を展開した方が収益性は見込めて、「若い世代に向けたテレビ的メディア」という狙いに合致している……との判断があったからだと思う。
それ以来筆者は、定期的に藤田社長にABEMAについてインタビューしてきた。読み比べると彼の考え方の変化が読み取れて(自分で言うのもなんだが)面白い。
今回、ABEMAはW杯という非常に取得にコストがかかるイベントの配信権を取得したが、初期には「スポーツのビッグイベントには手がでない」と藤田社長自ら答えている。
それが大きく変わったのは、利用者数が安定的に増加しているからだ。
2022年10月28日公開の2022年通期決算によれば、アプリの累計ダウンロード数は累計8,300万。多少のギザギザはあるが、伸びの減少もなく、ほぼリニアに数が増えている。
一週間あたりの利用者数(WAU)も順調に推移している。大きなスポーツイベントなどに左右されてはいるが、それでも、右肩上がりで1,890万WAUまで到達した。W杯効果でさらに上がっていることだろう。
ABEMAも初期から配信が安定していたわけではなかった。2017年5月の「AbemaTV1周年記念企画『亀田興毅に勝ったら1,000万円』」配信時には、番組が開始してすぐ、対戦のゴングが鳴ったところでサーバーが落ちてしまった。
そこから安定化への取り組みを続けており、多少のトラブルはあれども大きなトラブルの話もない。詳細は以下記事の後半に詳しいが、地道なサービスの見直しと改善の効果が、結果的に安定的な顧客獲得につながっているのだろう。
サービスインフラがW杯中継配信を担えるほどに進化すると同時に、サービス自体もずいぶん変化している。
前述のように、初期には「若者のためのテレビ」のような感覚で、リアルタイムでの配信を主軸にしていた。その後、スポーツや麻雀など、多少趣味性が高いチャンネルや、アニメ・韓流ドラマといったファンの多いチャンネルを増やし、さらにはスポーツを軸にしたペイ・パー・ビュー(PPV)もスタートした。
広告モデルが主軸であることに変わりはないが、無料+有料の「ABEMAプレミアム」(月額960円)を組み合わせた、いわゆるフリーミアムモデルになっている。
藤田社長も「初期に若者向けを言いすぎた」と後日語っていたが、テレビ放送のような感覚で、映像をもっと自由に見たい人は、若者以外にも幅広く存在する。現在は「若者が主軸でありつつも広い層に訴求できるサービス」になりつつある。
ABEMAが定着するためになにが必要だったのか?
筆者は2つの要素が大きかったように思う。
1つは、時間に縛られない独自性の高い番組構成だ。
中でも認知度拡大に貢献したのは「ノーカット生中継」を軸にしたニュースだろう。以前本連載で以下のような記事を掲載した。
もう3年前のことだが、いまでもなにか不祥事や会見が必要な事態があったとき、「とりあえずABEMA」という人は少なくないと思う。コロナ禍でリモート会見やオンラインプレミア公開が増え、YouTubeで配信されることも多くなってはいるが、ABEMAのイメージを作る上で重要な要素であったように思う。
また、数々のオリジナル番組を作り、耳目を集めたことも記憶に新しい。
今は「ネットでバズる」ことより、実際に見てもらえて視聴の質が高くなるような番組作りを目指してはいるようだが、そうした変化ができることもまた、ABEMAの強みかもしれない。
ABEMAが定着したより大きな理由は「品質の維持」にある、と筆者は考えている。
ABEMAをスタートする段階で、藤田社長は「神アプリを目指した」と話した。質が良くて広く使ってもらえるアプリを目指した、ということであり、その言葉自体は当たり前のもののように感じる。
だが、「利用者にとって快適である」ことを優先にしたアプリ作りができている企業は驚くほど少ない。
映像配信サービスを横並びで比較しても、アプリの出来はバラバラだ。Netflixが支持される理由のいくらかはアプリの出来がいいからであり、個人的に、TVerをあまり使いたくないのはアプリの出来がイマイチだからだ。
ABEMAはアプリの出来や視聴の体験に、かなりこだわっている。そして実際、出来はいい。
筆者の環境だけかもしれないが、W杯配信に際し、iPad用アプリアプリが落ちやすくなったようにも感じたのだが、毎日のようにアップデートが行なわれ、安定性が改善された。
また以前の取材で、藤田社長に収益を拡大するための改善について聞いたところ、次のようにも答えている。(2021年のインタビューより)
藤田:(サービス開始から)5年経ちますが、マネタイズのことは1ミリたりとも考えてなかったですね(笑)。
もちろん、広告部門から相談が来たら、「広告の印象が悪くならないかどうか」とか「広告が邪魔に感じないかどうか」とか、それは見ながら考えました。
YouTubeくらいの感じになると、正直邪魔と感じることもありますけど、我慢するじゃないですか。あのレベルまで行けばパワープレイも効くのですが、まだ効かないレベルかな……という判断もしています。
やっぱりサービスへの好感度は非常に大事なんですよ。なので、(広告を無理矢理見せるような)パワープレイは「僕がさせていない」んです。
利用者がサービスに好感を持つことが、収益の短期的拡大より優先である、という視点は、他のサービスにはなかなか見られない。
同社はゲームにしてもABEMAのアプリにしても、「良いものを作ることが最終的に利益につながる」と信じている。多くの企業がそう思いながら、その考えを貫くのは難しいものだ。
ABEMAのサービス内容をどう評価するかは利用者次第だが、「快適さ優先」の考え方自体は多くの人に伝わっているのではないだろうか。
一方で、サイバーエージェントはABEMA事業で大きな損失を出し続けている。それでも「マネタイズは優先でない」と藤田社長が言い切れるのは、収益化について疑問を感じていないからだろう。
以前の取材でも「黒字化は、しようと思えばいつでもできる」と語っている。かなり強気な発言ではあるが、成長を犠牲にすれば収益化の方法は色々あるのも、また事実だ。
収益化とは、以前から進めている「ABEMAプレミアム」からの収益であり、PPVによるスポーツ配信での収入であり、競輪・オートレースの投票サービスである「WINTICKET」の収益だ。特に「WINTICKET」の収益拡大は目覚ましい。
さらには、CAの本業といえるインターネット広告事業やゲーム事業も好調で、全体収益は拡大基調にある。会社としての成長が続いている以上、将来性もあるメディア事業にブレーキを踏む必然性はなにもない。流石にW杯投資で来季は成長鈍化を予測しているものの、これはゲーム市場などの成長を保守的に見た値でもある。
前述の通り、サイバーエージェントは「良いものを作れば売れる」という考え方で運営されている。広告・ゲーム・メディアの3事業すべてでその流れは共通しており、その中で「良いものを作るために、すでに収益率の高い事業で全体をカバー」という考え方になっている。
W杯の中継に投資できたこと、その中継がうまくいっていることも、結局はこれらの全体戦略に基づく。
そこからさらに、中期経営計画の通り、メディア事業を大きな収益の柱に育てられるのかどうか。W杯までに行なった「種まき」の結果、次のステージに移るわけだが、そこからが収益化が本格的にスタートする。
その中で藤田社長は、どのような舵取りをするのだろうか。
和食チェーンの 木曽路 中・高価格帯の焼き肉店拡大 今期末7店舗体制に 来期、業態転換から新規出店へ
「フェムテック」が話題です。今年は初めての大規模展示会が東京ビッグサイトで開かれました。いったいどんなものでしょうか。
Q 最近、「フェムテック」ってよく聞くよ。なんのこと?
A 「フィメール(女性)」と「テクノロジー(技術)」を組み合わせた言葉だよ。月経や妊娠(にんしん)・出産、更年期(こうねんき)などに関係する女性の悩(なや)みに寄りそい、最新技術で解決をめざす商品やサービスのことだ。2016年ごろから欧米(おうべい)で広がってきたんだ。
Q たとえば、どんな商品があるの?
A 月経を記録・管理するア…
黒のアイテムはやっぱり落ち着くので、そこそこ持っているのですが、LEE12月号の”冬こそちょっと可愛い黒に頼りたい!”を見ながら、最近着ていなかったScyeのリネンタックブラウスが着たくなった日のコーデ。
最近は昼間がまだまだ暖かくて、私の住んでいる地域はアウターなしのブラウスで出かけられるくらいでした。
たっぷりのタックが可愛らしさを加えてくれて、黒できちんと見えもするけどカジュアルにも合わせやすくてとっても使えるブラウス。
合わせたeb.a.gosのバッグも以前に悩んで悩んで買ったものですが、やはり名品。
オールシーズン困ったらコレというくらい何にでも合うし、しっかりした作りでこれからも育ててていくのがとっても楽しみ。
私の頼りになる2大黒アイテムです。
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ぼっち・ざ・ろっく!:テレビアニメ新ED「なにが悪い」公開 「あのバンド」も配信開始 MANTANWEB11/25(金)0:00にスタートした「Amazonプライムデー」。
ギズモードでも、みんなが欲しくなるお得な商品を紹介していますが、とりあえずざっとランキング教えてくれよ!というあなたのために、昨日ギズモードの記事から購入された商品TOP10をご紹介しちゃいます。
今が買い時であろうロジクールの名作マウスや、驚き価格になっているEcho Showはランキング入りが予想できましたが、ルンバが10位に食い込んできました。確かに61,300円OFFはものすごいお得感です。
ギズモードでは、このあとも、PC、スマホ&周辺機器、オーディオ、カメラ、家電などの人気ジャンルを中心に「本当にお得感あるセール商品」を探して、随時記事にしていきます。
こまめにチェックしてみてくださいね!
※価格など表示内容は、執筆現在のものです。変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。
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日本でも出会いを求める人が利用するマッチングアプリ。
あらかじめルックスやプロフィールは公開されているものの、相手の性格や趣味趣向、心の内までは、知る由もありません。もしも、アプリでマッチした相手が恋愛ではなく「殺人」を目的としていたら……!?
毎週金曜は各配信サイトで観られるオススメ作品を紹介する日。
今週もよく頑張った……週末はおうちでゴロゴロしながら、Netflixドラマ『サムバディ』を観て、カウチポテトになっちゃお〜!
※本作には性的・暴力的な描写が多数出てきます。苦手な方はご注意ください。
アスペルガー症候群の天才肌・ソムは、学生の頃に制作したAIチャットロボット「サムワン」をきっかけにプログラマーに。そして数年後、韓国中の若者が夢中になるマッチングアプリ「サムバディ」を開発します。
ある日のこと、「サムバディ」を利用した連続殺人事件が起こります。ソムは自身のスキルを活かして犯人を割り出し、会うことに成功しますが……この日を境にふたりは急接近!
サイコパスなシリアルキラーである犯人と接するうちに、ソムは自身の中に芽生えた殺人願望と対峙してゆくのです。
プログラマーとして成功しているものの、人を愛する感情を理解できず孤独な日々を送るソム。そんな彼女の目の前に現れたのが、殺人衝動を抑えられない(というか、抑えようともしていない)サイコパスのユノでした。
ふたりは出会った瞬間からシンパシーを感じて、惹かれ合い、ついには殺人願望まで共有するようになります。
殺人さえも愛情表現のツールにしようとするユノ。そしてユノが殺人鬼と知りながら「自分を理解できる人はユノだけ」とのめり込んでいくソム。回を重ねるごと、常軌を逸してゆくふたりから目が離せない!
本作は複雑な四角関係で構成されています。
ソムとユノが愛を深め合う中、ソムの10年来の友人・ギウンはユノとマッチングアプリで出会い、ひどいことをされます。
そんなギウンを助けたのが、巫堂(ムーダン / 巫女)で友人のモグォンでした。
ギウンとモグォンはユノを追い詰めようとし、ソムはそんなふたりを複雑な思いで見守ります。交錯する運命……4人がたどり着く結末とは!?
行き先の見えないジェットコースターのように展開していく本作。その中で最も不明瞭なのがソムの本心なんです。
ユノを盲目的に愛しているようですが、すべてを俯瞰にとらえられる冷静沈着な人物にも見える……。なにを考えているのか、いまいちつかめないまま、物語は最終話を迎えてしまいます。
思わず「あっ!」と声が出てしまう驚きの結末を見届けてください。
全8話、1話あたり約1時間で構成されている本作。週末のイッキ見にはちょうどいいボリュームですし、続きが気になるスリリングな展開なのでバババーッと観れちゃうことでしょう。
また、本作の最終話ではさまざまな事実が明らかになるのですが、そのことを深掘りする描写が一切ないので、続編にも期待しちゃう……!
ちなみに、本作で圧倒的存在感を見せているのはユノを演じたキム・ヨングァンさんです。
笑いながら人を殺めるシーン、そして車いすから立ち上がるシーンはトラウマ級。背筋が凍る怪演ぶりをとくとご覧ください。
Netflixドラマ『サムバディ』(原題:썸바디)
2022年11月18日(金)より独占配信中
※カウチポテトとは:ソファや寝椅子でくつろいでポテトチップをかじりながらテレビやビデオを見て過ごすようなライフスタイルのこと。
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:2022©️netflix