「中学２、３年時は、青年特有の正義感や独善的な思考により、往々にして既成の秩序に対する激しい反発的行動となって現れることもあり得る。このような自我形成期にあることを考えると、慎重な配慮をもって対応しなければならない」
さらに「中学生として真摯(しんし)な政治的思想、信条に基づく言論、表現の自由にかかる行為」を内申書でマイナス評価することは許されないと指摘。「教育評価権の裁量の逸脱」「高校に進学して教育を受ける権利の侵害」と厳しく中学側の対応を批判した。保坂を皆と同じ卒業式に出席させないため教室に監禁した教師たちの行為と合わせ、都と区に対し２００万円の賠償を命じた。
この頃、大人不信、社会不信の塊で、裁判所も信用していなかったいう保坂。「勝つとは全く予想して…
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