福島県郡山市の交差点で4人が死亡した衝突事故で、車同士が止まっているように錯覚するコリジョンコース現象が事故の原因になった可能性があることが分かりました。
4日午前、乗用車を運転していた福島市の会社員・高橋俊容疑者が過失運転致死の疑いで送検されました。事故が起きたのは2日の午後8時すぎです。交差点に進入した乗用車と軽乗用車が出合い頭に衝突。軽乗用車が炎上し、乗っていた4人が遺体で見つかりました。現場に信号や標識はありませんが、軽乗用車側が優先道路でした。
現場は郡山市郊外の農地が広がる一帯にある交差点。乗用車が北から南へ、軽乗用車が西から東に向かって走っていました。事故が起きたのが夜とはいえ、視界を遮るようなものはありません。それなのに、なぜ衝突してしまったのでしょうか。警察が可能性があると見ているのが「コリジョンコース現象」です。
JAF交通安全インストラクター・内藤康介さん:「コリジョンコース現象とは見通しの良い交差点に向かって同じ速度で直角に(2台の)車がそれぞれ向かっている時に、同じ速度で走っていると相手の車が止まっているように見える現象」
ほぼ同じ速度で2台の車が交差点に向かった場合、どのように見えるのか、実験した映像です。左に見える車、実際には走っているのですが、画面上の位置はほとんど変わりません。
JAF交通安全インストラクター・内藤康介さん:「コリジョンコース現象が起こる所は見通しの良い道で、周りになにもない、例えば田んぼなどが広がっている道で起こりえる現象」
警察によると、現場にブレーキ痕は残されてなく、直前まで相手の車が近付いていることに気付いていなかった可能性があります。
JAF交通安全インストラクター・内藤康介さん:「体や目線を動かして車が動いているか動いていないかを確認することが重要。他に車が来るかもしれないということを常に意識して、場合によっては減速するなどの対応が必要」
軽乗用車に乗っていた4人は郡山市内の30代女性とその家族3人とみられ、警察が身元の確認を進めています。
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