種子島で6日、20年以上ぶりに大手ファストフード店がオープンするのを前に、地元の障害者支援施設の通所者などが店に招かれ、ハンバーガーが無料でふるまわれました。
西之表市鴨女町に6日オープンするのはハンバーガーチェーンの「種子島店」で、島では20年以上ぶりの大手ファストフード店だということです。
地元の人たちに店を知ってもらおうと4日、オープンを前に、地元の障害者支援施設の通所者などおよそ30人が招かれ、接客のテストも兼ねてハンバーガーやポテトが無料でふるまわれました。
ハンバーガーを食べた女性は「ハンバーガーが大好きで、鹿児島市でよく食べていました。種子島でも食べられてよかったです。今度は家族でも行きたいです」と話していました。
「モスバーガー種子島店」のマネージャーによりますと、西之表市の馬毛島で進む自衛隊基地の建設計画によって工事関係者などが増えることも見越して、出店を決めたということです。
店のオーナーの山崎秀一さんは「みなさんの笑顔を見て、待ち望んでいたんだなと実感しました。地元の人に愛される店、笑顔あふれる店にしたいと思います」と話していました。
【種子島ではいま何が?】
種子島では工事関係者が急増していて、西之表市はことし2月時点で500人以上が市内の種子島側に滞在していると防衛省から報告を受けているということです。
さらに、工事関係者の人数のピークは来年で、およそ3000人から4000人になる見込みで、今後も種子島に工事関係者が訪れたり滞在したりする状況は続く見通しです。
また、国から再編交付金が支給されることなどから、西之表市の今年度の予算は一般会計の総額で昨年度より15%あまり増加しました。
一方、観光や住民生活への影響も出ています。
ホテルやレンタカーの予約が取りづらくなっているほか、西之表市によりますと、賃貸住宅が不足し家賃の上昇も起きているということです。
西之表市ではことし2月、防衛省に対し早急な対策を講じるよう要請していて、▼国が工事関係者向けの住宅を確保する上での指針を示すことや▼観光協会や商工会など地元の経済団体と対応を協議することなどを求めています。
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