今年9月末での無期限活動休止を宣言している元WWEスーパースターの“海賊王女”ことKAIRIが、意味深な発言を残した。KAIRIは絶対不屈彼女・安納サオリとタッグを組み、WWEで「太陽の戦士」サレイとして活動していたSareee&“お騒がせ女子プロレスラー”ウナギ・サヤカと激突。試合はKAIRIが、インセインエルボーでウナギから3カウントを奪った。

試合後のバックステージ。先に登場したのは勝者コンビ。安納が「(KAIRIは)こんなに背も低い、体も小っちゃい、でもすっごい大きい。しばらく組めないかもしれないけど、また組めると信じてリングに立ち続けます」とかみしめていると、センチメンタルな雰囲気はすぐに終わった。

ここでウナギが乱入。その表情は、既に涙目だった。KAIRIを見つめると「お前、プロレス辞めねぇよな? 勝ち逃げなんかさせねぇから」と言った。すると、KAIRIは「大丈夫。世界は、リングは絶対つながっているから、お互いが切磋琢磨(せっさたくま)して、上を目指していれば、必ずみんなが諦めずに夢をかなえようと努力していれば、必ず、どこかで交わる、そう思っている。だから今日も交われたじゃん」と、まるで海外への旅が待っているかのような表現。

そして「これで安心して旅に出られるかな」と新たな船出をにおわした。KAIRIを巡っては先月6日(日本時間7日)に、複数の米専門メディアが「WWEに復帰する」と報じた。復帰時期は11月頃とされ、日本での決まっている試合が終了した段階で、再びWWEマットにカムバックするのではないかと伝えられていた。現時点で本人の口から何も明かされていないが、米国への航海は近づいているのかもしれない。