逮捕されながら来院…??
「学費も家賃も、いくらかかるのか卒業まで知らなかった」という恵まれた環境で育ち、特に躓くこともなく医学部を卒業した筆者。ところが、なにを間違えたのか研修先は「治安が最悪な風俗街の病院」を選んでしまった。
ここでの日々は、衝撃的な体験の連続だった。その一部は『「風俗街の病院」に勤める新人女医が驚愕…トイレから血まみれで出てきた14歳少女の「衝撃の姿」』に書いているが、これは氷山の一角に過ぎない。一番多様な層の人間と接することになる「救急外来」で起きた、驚きの体験を振り返ってみたい。
吹雪の夜だった。当直の空き時間、コンビニでカップラーメンにお湯を注ぎ、白衣の上からコートの前を固く閉めて早足で歩いた。
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こういう夜は患者が少ない。これは医者の間では常識なのだが、天気の悪い日には救急外来を訪れる患者が明らかに減る。外に出たくないのだろう。ついでに深夜に面白いテレビ番組がある時も患者が減る。そんなものだ。
「天気が悪いくらいで来なくなるなら、朝の開院まで待てよ」などと、いちいちイラつくのも馬鹿馬鹿しい。
熱いラーメンとホットレモンティーの容器を空にして、ぐっすり眠っていた午前三時にピッチが鳴った。
「78歳男性、主訴は全身の痺れ。ご家族はおらず一人で来院。逮捕されながら来院していて警官付き添いです」
……逮捕されながら来院??
からの記事と詳細 ( 「風俗街の病院」に勤める新人女医が驚愕…“手錠をかけられた状態”で来院した78歳万引犯の「衝撃の姿」(鷹見 夜 ... - 現代ビジネス )
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