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Tuesday, August 29, 2023

横串のはずのDX推進組織が、なぜか縦割り組織に悩まされる理由 - IoT NEWS

apaituberita.blogspot.com

DXというキーワードが登場して以来、DX推進組織のトップが集まる場で、課題解決のファシリテーションをしてきたが、先行している企業での悩み事の多くが、デジタル技術「そのもの」ではなかった。

では、なにが問題だというと、タイトルの通り「横串にと作られたDX組織が、縦割り組織に活動を邪魔される」というものだった。

未だ同じ悩みに囚われている方が多くいらっしゃることがわかったので、この記事ではこの問題の理由と解決策を深掘りしていく。

経営層の理解が低く丸投げ

まず、縦割り以前の問題として、DX推進がうまくいかない理由は、「経営層の理解が低く丸投げ」であるという場合が一番多かった。

ITによる、ビジネスリエンジニアリングが流行していた30年くらい前も、そう言えば同じような感じだった。

そもそも、経営層が「デジタル技術を自社のビジネスモデルやビジネスプロセスに取り込む」ということがどういうことかを理解しておらず、「なにかソリューションを入れればよい」と考えていたり、どこかのセミナーで「横串の組織を作ることが重要」と聞いてきて、中身を自分で決めず、丸投げしているケースがこれだ。

これを回避するために、経営層に対する教育を綿密に行った例として、とある製造業の事例を紹介する。

この企業では、これまでのIT推進に関しても、丸投げにされてきた経緯があったため、DXに関しても「きっと丸投げされるに違いない」という懸念を、DXがバズワードとなった当初より感じていたのだという。

それで、「丸投げされる前に経営層に理解をしてもらうことが重要」と考え、社内勉強会などを開催。

ただ、ここで、問題がまた発生する。

勉強会を開いても、前向きに取り組もうとしない経営層がいるということだ。こういう上席者に対してできる手はないのだろうか、諦めてしまったら終わりだ。

重要性を理解していない人が舵取りをする企業では、いくらミドルマネージメントが立派なDXのアプローチを考えたところで、大きな結果は生まれない。

上席者は納得させるのではなく、巻き込む

この争点について、とあるメーカー企業のDX推進の方とお話をしていた時、「なるほど」と思った手がある。

まず、経営層はDXというと、ビジネスモデルを変革するというより、不確実な社会に機敏に対応することができるように、データで会社の状況を可視化したいというケースが多い。

可視化したいという経営層の思い自体は、新型コロナウィルスの問題や自然災害の問題、半導体不足、米中貿易摩擦と、予測不可能なことが起きる昨今では当然な感覚であるとも言える。

ただ、問題は可視化したところで燃え尽きて、活用されないため、いつまで立ってもデータドリブンにならないことだ。

これでは、DXについて大鉈を振おうと思っても、抽象的な議論にしかならず、せっかく何かの情報システムを導入したとしても、宝の持ち腐れとなる可能性は大きい。

そこで、このDX推進担当の方はどうしたのかというと、「経営層が希望するデータを見れるようにする代わりに、かならず会議でそのデータを使ってもらう」ことにした、という。

多くの無関心な経営層がおかしがちなのが、初めだけ口を出して、実際には取得されたデータを使って意思決定をしていない、ということ。

ダッシュボードですぐみれるようにしたにも関わらず、いつまでも部下に紙のレポートを要求するような経営者にありがちな態度だ。

しかし、そもそもDXにおいて、経営者が果たすべき役割は、DXによって得られたデータを活用して意思決定を行うこと以外にない。

新しいビジネスモデルを試すにせよ、新しいビジネスプロセスを作るにせよ、なんにせよまずは「見える化だ」と言われ続けてきたが、見える以上なんらかのフィードバックが必須になるのはいうまでも無い。

指示を出して現場に任せているだけでは、デジタル化はすすんでも、DXを実現することはできないのだ。

そこで、この事例のように、上席者が参加する会議で、「見れるようになったデータを見ながら話してもらう習慣にする」ことで、「会社全体の意思決定の根拠がデータで見れるように」なり、さらなる改善も進むようになる。

なにより、勘や経験で指示を出さなくなるようになっていくことが嬉しい。

縦割り組織の横串なDX

ところで、本題の縦割り組織が、横串なDXを実現できるのか、という問題だが、私の答えは「イエス」だ。

どこの会社でも、発言力のある部署や人物がいる。

大企業であれば歴史もある分、当然だ。

こういった人物が、DX推進組織にいてくれるだけで、縦割り組織を動かすことができる。

しかし、その人物が、結局は経験や勘だよりの意思決定をする人物である場合は、「データ」が意味をなさなくなる。

つまり、この人物は、先ほどまで書いてきた「データを見ようとしない経営層」となるわけだ。

一方、多くの企業において、発言力のある人物は長年の「これまでの成果」からそのポジションに立っているだけに、そういった人物の「これまでの考え方」を変えるのは一筋縄ではいかない。

覚悟のある人物が会社を変える

こうなってくると、最後はデータを見て意思決定をする考え方を持ち合わせる、「覚悟のある人物」がDXを推進しているのかどうかが重要になる。

覚悟が必要なのは、前述したように、DXがつまずく大きな原因の一つが、たった一人の発言力に依存することが多いからだ。

どんなに教育していこうと、どんなに巻き込んでいこうと、変わらない人にはある種の信念を感じさえする。

そこを突破するには、その人物に認められ、任されるような行動や覚悟を持っていることが必要になる。

あと10年待って、代替わりが起きるのを待つのも良いが、高齢化社会の日本では、国は定年退職の時期をどんどん遅らせようとしている。

待つことは、近い将来「死」を意味するのかもしれない。

そう考えると、デジタルトランスフォーメーションと言えど、最後はデジタルというより、突破力のある人物が推進しているかどうか、その人物に経営層や現場の理解を得てどのように巻き込んでいく能力があるか、そういった実行能力が重要になるのだ。

本当は、経営層がそんな人物であれば、DX推進担当者は苦労する必要もないわけだ。

「そんな苦労をするくらいなら別の会社で頑張ろうと」優秀な人材が思わないうちに、データに疎い経営者は自身が変わる必要があることに気づき行動すべきなのだ。

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Monday, August 28, 2023

Game*Sparkの夏休み自由研究:「記事執筆時点で最も発売日が遠い ... - Game*Spark

apaituberita.blogspot.com

夏休みも終わりが近づく(人によってはもう終わってるかも)8月末。Steamに関する小さな疑問を調査&解消する「Game*Sparkの夏休み自由研究」企画ですが、好評につき第2弾の研究を実施できることとなりました。

今回のお題は、「記事執筆時点で最も発売日が遠いゲームってなに?」 「Steamワークショップのアイテム数が最も多いゲームは?」の2つ。地味に気になるけど、どうやって調べればいいの?というところから調査して報告いたします。なお、調査内容は2023年8月下旬時点のものです。


Steamワークショップのアイテム数が最も多いゲーム・ソフトウェアはなに?

ひとつめは、Steamワークショップのアイテム数が最も多いゲームを調べます。PCゲームのModというとファイルを外部サイトでダウンロードして、ゲームフォルダの中身を書き換えて……と難しいイメージがありますが、Steamワークショップは「サブスクライブ」ボタンをひとつ押すだけで導入できてしまうのが大きな魅力です。

しかしながら、あまり管理が行き届いていないのか他ゲームからのぶっこ抜き疑惑のあるモデルや無断使用らしきイラストなどが使われていることもしばしば……。混沌としたMod文化の一端を感じることはできますが、やはり法令遵守でいたいところです。何事も使い方次第!

■結果の予想

やはり、Steamワークショップが活発なイメージがあるValve発売作品であると予想します。その中でもModで遊ぶことに特化したサンドボックスゲーム『Garry’s Mod』が一番多いと予想します。

同作は『Half-Life 2』や『Team Fortress 2』などSourceエンジン製のアセットを自由に使って遊べるサンドボックスで、各ゲームのモデルやオブジェクトをいじって遊ぶだけでなくワークショップの導入で様々なゲームに変身します。その気になれば、無限に遊べてしまいそうな作品で、筆者もよくSteamワークショップのお世話になりました。

■調べる方法

Steamワークショップの総合ページを参照します。すべての対応ゲームのアイテム登録件数が掲載されているため簡単な調査だな!と思ったのですが、ここで問題発生。

このページは古いまま機能が更新されていないためか、ソート機能がアルファベット順しかありません。その上クリックしても反応がないようなので、地道に全ページを見ていく羽目になってしまいました……。

■結果

最もワークショップアイテム数が多いのはWallpaper Engine』の202万4,196アイテムでした。同アプリは動画や画像を簡単に壁紙に設定できるというもので、同時接続プレイヤー数ランキングでも常連のソフトウェアです。ただ簡単に作成できるだけあってか、NSFWものや無断使用と思われる版権モノなども多数……。もしも無許可の画像などを使う際は私的利用に留め、Steamワークショップへのアップロードはやめましょう。

『Scrap Mechanic』

他に多かったタイトルとして、筆者が挙げた『Garry’s Mod』の175万9,375件、新たなコースが作られている『Portal 2』の91万6,619件、乗り物を自由に作って遊べる『Scrap Mechanic』の46万3,260件などが挙げられました。しかしながら『GMod』ですら30万件以上もの差がつけられているため、『Wallpaper Engine』のお手軽さがわかります。

最も発売日が遠いゲームってなに?

2つ目は、発売日が最も遠いゲームを調べます。2025年、2026年発売などかなり先に感じる発売日アナウンスを行うゲームはたまに見かけますが、果たして最長はどの程度なのでしょうか。

■結果の予想

筆者の予想では、ふざけたデベロッパーがべらぼうに遠い日付を設定していると考えます。現実的な範囲ではおそらくないため、100年後の2123年と予想してみます。

■調べる方法

Steam公式上では今後発売予定の作品をうまく並び替える方法がおそらくなく、前回の「一番高いモノってなに?」編で使った全製品一覧ページは使えません。そのため、非公式データベースサイト・SteamDBの今後登場予定ゲームの一覧でチェックします。

なお今回の調査は発売日がしっかり決まっているものを対象とし、TBA(発売日未発表)や発売時期しか決まっていないタイトルは除外します。

■結果

最もリリースまでが長いのは、『The Mysterious Cat Tower』の6969年6月10日でした。可愛らしいRPGで筆者も気になるタイトルですが、リリースされるのは4949年も先となっており、とてもリリースまで生きていられる気がしませんね……!ちなみに、発売日は金曜日であるそうです。

その次に長いのは、CITRON WORLD FORWARD:ZERO』の4444年4月4日でした。遠すぎる!ゲームがリリースされるのは2422年後となっており、生きてるうちにプレイできるか不安です……。

4444年なんて日付設定したのは一体どこのどんな人なんだ!と思い調べてみると、なんと日本の個人デベロッパーに行き当たりました。本作はサイバーパンクな都市を探索する2DアクションRPGで、キャラクターを切り替えて攻略していきます。

キャラクターがセクシーでかわいいだけでなく、敵の攻撃に対して適切な行動を取り、生じた隙に追撃を加える「アクションゲームが得意になる」というコンセプトのシステムも盛り込まれているようです。本日開催された、横浜ゲームダンジョンにも出展されていました。

公式noteより引用

他の遠すぎる発売日のゲームを見てみると、『VR Hentai Lesbians SEX(成人向けのため内容は割愛します)』の2100年1月6日や3Dホラーアドベンチャーの『Schoolmare』が某サイバーパンクゲーを思わせる2077年11月10日と、意外にもはっちゃけてないのは意外な結果でした。

■発展研究

本調査の過程で見つかった、リリース日が過去のゲームもついでにご紹介いたします。

発売日が1970年1月1日と今から53年前にリリースされた(?)『Hellraid』は、『ダイイングライト』シリーズで知られるTechlandが発売を予定していた中世ファンタジーアクションです。『The Elder Scrolls』と『Dead Island』が持つ最高な部分を携えた『HeXen』や『Witchaven』など90年代ファンタジーFPSの精神的後継作であるとして開発が進められていましたが、2015年には期待に応えられなかったとして開発が保留します。

その後2020年に『ダイイングライト』のDLCとして同名の「Hellraid」としてリリース。どこからかやってきた奇妙なアーケードゲームというワクワクする設定で登場したものの、Steamレビューはやや不評とあまり評価を得られませんでした。

同じ発売日のタイトルは他にもいくつか存在し、『NFT Simulator』やゲーマー向けチャットツール「Vodji Chat」などが挙げられます。いずれも同じく1970年1月1日となっているので、設定できる発売日の中で最も古い日付なのかもしれません。

しかしSteamDBを見ると、もうひとつ気になるものが。イギリスの人気SFドラマ「ドクター・フー」シリーズの1作である映画「地球侵略戦争2150」が登録されており、リリース日が“-70416000”となっています。ストアページにリージョンロックが掛けられているため正確な日付はわかりませんが、先述のものが“-86400”だったことを考えると、相当昔になっていそうです……。


今回の調査では予想できる範囲の結果とツッコミたくなるはっちゃけた結果の両方が飛び出しました。普段使っているサービスでも奥の奥を調べていくと意外なものが眠っているので、とても調べがいがあります。

「こんなんどうやって調べるんだろう?」というようなお題でも、意外と調べる方法が見つかるのも楽しいポイント。理想通りでなくても、近い結果を得られることも多いです。もし気になっていることがあれば、ぜひ調べてみてはいかがでしょうか。


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