
「さみしすぎるだろ」。入居ビルの建て替えに伴い6月末で営業を休止する福岡市・天神のジュンク堂書店福岡店で、陳列棚に隠された一冊のノートがひそかな話題となっている。閉店を惜しむファンが持ち込んだ“非公式ノート”。街随一の大型書店に対する熱い思いを書き込む人が増えている。
置いたのは同市在住のデザイナー山下陽光(ひかる)さん(42)。「せつなさを共有したい」と昨年12月、2階文庫コーナーの本棚に忍ばせた。ツイッターで発信すると、共感の輪が広がり、書き込みが増えていった。
「こんなに本選び放題の本屋なかもんね」「つらいわぁ」「心の安らぎがまた一つなくなってしまう」。惜別の言葉のほか、天神地区の再開発で閉じた店が登場するなど変わりゆく街への思いも書かれている。
同店によると、置かれた直後に従業員がノートの存在に気づいた。通常は落とし物として処理するが、中身を見てそのままにしておくことを決めた。細井実人店長(46)は「お客さんと一緒につくってきた店。気持ちがうれしかった」と特例での対応を説明する。
店は、2024年末開業予定の新ビルへの再出店に向けて協議中。細井店長は「必要とされているのが伝わってきた。必ず戻ってきたい」と店のファンの思いを受け止めていた。 (小川祥平)
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June 11, 2020 at 04:04AM
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「せつなさ共有」書棚に”隠しノート” ジュンク堂ファンが惜別の思い - 西日本新聞
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