リアルタイムで浸水状況を共有 国、県と伊勢市が実験開始：中日新聞Web - 中日新聞

カーブミラーに設置された簡易浸水センサー＝伊勢市鹿海町で

　国土交通省三重河川国道事務所は１０日、インターネット上で情報を保管するクラウドサーバーを利用し、伊勢市の町中に設置したセンサーで感知した浸水状況などを県、市とリアルタイムで共有する実証実験を始めた。複数の行政機関が浸水情報を共有するシステムは全国でも珍しいという。　（高橋信）

　これまで同事務所が浸水被害を確認するためには、自治体に電話で確認しなければならず、リアルタイムで情報を共有できない現状があった。実証実験は、土のうを積むなど水防活動の迅速化や住民の早期避難につなげる狙いがある。

　伊勢市は二〇一七年の台風２１号で、...

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