おしゃれカフェのフォーマットをパクってみた参考にしてみた
以前たまたま入った和カフェだったと思うんですけど、お盆に均一の丸皿を幾何学的に隙間なく敷きつめ、それにおかずを一品ずつ盛り付けて出てきたんですね。
それがもう、なんだかすごく美味しそうに見えたんです。
そこで思いました。
「あ! このフォーマットだけならすぐに家でパク……いや、参考にできるじゃん」と。
お盆に皿を敷きつめろ!
家にあった27×19cmくらいのちょっと小ぶりなお盆に、100円ショップで買ってきたガラスのスタックボウルを敷きつめれば準備完了です。
全部で8ボウル並びました。さて、何を盛り付けていきましょうかねぇ。
基本的には冷蔵庫の余っているおかずやチーズやハムなどそのまま食べられる食材をただ盛り付ければいいんですよ。
皿数だって2~3皿でいい。5皿もあれば、もう十分贅沢だと思います。
ただちょっといい日本酒やちょっとお高いワインがある休日、普段よりも時間に余裕もある家飲みだったら、少し気の利いたオツマミにしたくなりませんか?
本日はそんなちょっと余裕のある日に、ちょっとだけ盛り付けをがんばるお話です。
お刺身の三種盛り三変化
スーパーで買ってきたマグロ、イカ、サーモンの三種盛り。
えっと、醤油とワサビが一番だろって? いや~、まったくそのとおりだと思います。
でも、たまには趣を変えてみませんか? 一気に3ボウル仕上げちゃいますよ!
【材料】
◉マグロのミニユッケ
- マグロの刺身 3切れ
- 焼肉のタレ 小さじ2杯くらい
- ウズラの卵 1個
- ゴマ油 適量
- 青ネギ、炒りゴマ 適量
◉イカのスダチ塩
- イカソーメン 一盛
- スダチ 半分
- 塩 適量
◉スモーク風サーモン
- サーモン 1~3切れ
- 燻製塩 適量
- オリーブオイル 適量
- チャービル 少々
ユッケっぽい食感にするためにマグロの刺身を重ねて縦方向に切り、
焼肉のタレとゴマ油で和えます。
これをスタックボウルに盛り付け、青ネギと炒りゴマを散らし……、
最後にウズラの卵を中央にのせればマグロのミニユッケの完成です。
え? 家にウズラの卵がない? いや、いらんです。記事なんでカッコつけてるだけです。なしでも十分おいしいですよ。
次はイカはです。イカソーメンにぎゅううっとスダチを絞り、
塩を一つまみ散らすだけです。一応、かけているのは見栄えも考えてピンクソルト(岩塩)なんですが、画像ではあまり……わかりませんね。
お好みでパセリ(分量外)をあしらってやると綺麗です。
こちらもなければ普通のお塩でOKです。
ささ、サーモンに移ります。キャンプブームの追い風もあって、キャンプ場で、あるいは自宅でスモークした食品を作る方、増えましたよね。
その中でも王道がスモークサーモン! こいつに挑戦してみましょう。
家でスモーク食品を作る方法は『メシ通』でもいくつか紹介されていますが、塩自体をスモークをした「燻製塩」なるものがあるんですよ!
そぎ切りにしたサーモンにオリーブオイルを振ってからこの燻製塩をかければ、あっという間に「スモーク風サーモン(あくまでも風ですが)」ができてしまいます。
しかも画像の燻製塩は市販されていたものです。
そうなんです、今はセレクト系のスーパーならこんなのも簡単に手に入るんですよ。
最後にパセリでもディルでもチャービルでも、ナンカ緑系のナンカ葉っぱ的なものをのせれば完成です!
みんな大好きハム&チーズ&甘い系のオツマミ
こっからは洋モノ系をちゃちゃっとご紹介です。
【材料】
◉チーズせんべい
- とろけるタイプのチーズ 1枚
◉生ハムとアボカドのバルサミコ酢和え
- 生ハム 1~2枚
- アボカド 適量
- バルサミコ酢 適量
- 粗びきコショウ 少々
- オリーブオイル 適量
◉ナッツ&メイプルシロップ
- ミックスナッツ 適量
- メイプルシロップ 適量
チーズせんべいの材料はチーズのみ。
電子レンジにクッキングシートを敷き、その上にとろけるタイプのチーズをのせてレンジ(600W)で2分間チンしてください。
はい! チーズせんべいのできあがり。パキパキと適当に折ってボウルに盛ります。
噛めばパリパリ、チーズも香ばしい。あまりに簡単に作れるのでウチではこれ単体でオツマミにすることも多いです。
“とろけない”チーズでも代用できますが、画像のような茶色の焦げ目がつかないんですよ。おいしさはさほど変わらないけど、あるならやはりとろけるヤツで作るのがいいです、はい。
ちなみにクッキングシートがなかったとき「お皿でも代用できるかな?」とやったことがありますが、これが大失敗!
びっちりバリバリにチーズがお皿にこびりつき、食べるどころではありませんでした。みなさんお気を付けください。
生ハムってそれだけでもおいしいですけど少々塩気が強いときもあります。
なのでアボカドの角切りとオリーブオイルを混ぜ少し塩気をマイルドにしつつ、
バルサミコ酢の酸味、最後に粗びきコショウのスパイシーさを足して少々複雑な味わいにしてみました。
で、ここでアボカド問題が出てくると思うんですよ。もちろん生のアボカドを使うのがベストなんですが、この皿だけで使うには余る部分が多すぎる。色もすぐ変色しちゃいます。
で、ウチでは少量だけ必要なとき、すでに角切りされている冷凍アボカドを使います。サラダが物足りない時などにもちょい足しできるので、これ冷蔵庫にあると便利ですよ。
ナッツチョコレートやシロップ漬けがあるくらいですから「ナッツ&甘いもの」は鉄板の組み合わせです。
ナッツにメイプルシロップをかければ、ハイ! できあがりです。
メイプルシロップの代わりにハチミツでもOKです。が、ハチミツってすぐ白く結晶化してしまうので、ウチでは長期保存してもほとんど状態がかわらないメイプルシロップを買うことが多いです。
野菜も食べたい!
ここらで野菜系のオツマミも作ってみましょうか。
【材料】
◉ミニトマトと青じそのポン酢和え
- プチトマト 2~3個
- 青じそ 1~2枚
- ポン酢 適量
◉いぶりがっこクリームチーズ
- いぶりがっこ 4~5枚
- クリームチーズ 適量
赤と緑が入ると食卓が華やかになります。そんなんで、よくおかずとしても作っているのがコレ。
トマトと青じそを適当に切って、ポン酢と混ぜるだけ。
時間があるときはよく冷やしておいて、冷菜として食べています。時間を置くと味もいい感じに馴染みます。暑い日には冷え冷えのビールとの相性が最高。
ポン酢の代わりにナンプラーなんかを使うと、途端に東南アジアの風が吹いてきますよ。
いぶりがっこはクリームチーズを塗ってサンドするだけです。
カゲゾウがこれを知ったのは中野の居酒屋のメニューでしたけど、いやこの組み合わせを最初に考えたひと、マジ天才だと思いました。
キムチ&納豆のように「発酵食品同士は相性がいい」というのは知識としてありましたが、燻されたがっこの風味とチーズのコクとねっとり感の相乗効果はまさに典型例。「この手があったか!」と驚きました。
チーズ以外の組み合わせも知りたいということであればこの記事をどうぞ!
スパークリングワインと共にいただきましょう!
はい、以上のボウルをお盆に並べれば完成です。今回はスパークリングワインを開けちゃいましょうかね。
本来は「八寸」とも呼びたいものなのですが、料理が和洋混在なのでカゲゾウはこれをアペタイザー(前菜)ならぬ、和ペタイザーと呼んでます。
だから食す際もお箸でいただいちゃいますよ。
冷蔵庫の余りモノを丸皿にのせればなんでもそれっぽくなる
盛り付けをそんながんばらなくても、均一の丸皿にのせれば、すぐにそれっぽい酒のツマミになります。
こちらは別の日に、お弁当に詰め切らなかったものや冷蔵庫の余りものだけをただボウルに移しただけです。
でも十分、立派な酒の肴になっていると思いませんか?
こんな些細なことですが、みなさんの晩酌の時間が少しでも楽しくなったとしたらうれしいです。
お酒のオツマミに関しては以前こんな記事も書いていますので、他にも八寸、あるいは和ペタイザーを試してみたい方はぜひご覧ください。
ではまた!
書いた人:飯炊屋カゲゾウ
1974年生まれの二女一男のパパ。共働きの奥さんと料理を分担。「おいしいものはマネできる」をモットーに、料理本やメディアで紹介されたレシピを作ることはもちろん、外で食べた料理も自宅で再現。家族と懐のために「家めし、家BAR、家居酒屋」を推進中。「双六屋カゲゾウ」名義でボードゲーム系のライターとして活動中。「子育屋カゲゾウ」名義で育児ブログも更新中。
からの記事と詳細 ( 週末の晩酌を最高にワクワクさせるための方法→「100均の丸皿をずらっと並べる」。これでワンランク上のオツマミに見えるんです - メシ通 )
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