秋田商工会議所の新年恒例の祝賀会が秋田市で開かれ、地元企業のトップからは、新型コロナウイルスの感染が落ち着いていることを受け景気への好影響を期待する声や、洋上風力発電などの脱炭素に向けた取り組みの必要性を訴える声が聞かれました。
秋田商工会議所の祝賀会は５日、秋田市内のホテルで開かれ、地元企業の経営者や行政の関係者などおよそ４００人が出席しました。
はじめに、三浦廣巳会頭が「ＳＤＧｓやカーボンニュートラルは時代の大きな変化で、座して待つだけでは企業にとってはピンチ以外のなにものでもない。企業のリーダーとして、積極果敢に様々なことに挑戦してほしい」とあいさつしました。
この後、参加者はお互いに新年のあいさつを交わしていました。
企業のトップからは新型コロナの感染が落ち着いていることを受け、景気への好影響を期待する声や洋上風力発電などの脱炭素に向けた取り組みの必要性を訴える声が聞かれました。
秋田銀行の新谷明弘頭取は「ウィズコロナという形で経済活動を維持できるならば、成長は期待できる。キーワードは、デジタルトランスフォーメーションなどこれまでに経験のないことで、新たな成功体験を創出することが必要になる」と話していました。
また、北都銀行の伊藤新頭取は「新型コロナの影響は続いているが風向きが変わっていき、個人消費の拡大などで経済回復が見込める。洋上風力発電をはじめとする脱炭素の取り組みに力を入れ、秋田の経済復興に努めたい」と話していました。
さらに、由利本荘市沖で洋上風力発電を行う事業者のひとつに決まった秋田市に本社のあるウェンティ・ジャパンの佐藤裕之社長は「日本の再生可能エネルギーを支えるのは秋田だ。その秋田にプライドを持って明るく前向きに進んでいこうという決意だ」と述べました。
からの記事と詳細 ( 秋田商工会議所 新年祝賀会 景気の期待や脱炭素の必要性の声｜NHK 秋田県のニュース - NHK NEWS WEB )
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