カロライナ・パンサーズはクオーターバック(QB)に関して確固たる答えが出せていない。
いくつかの選択肢はあるものの、オフシーズンのこの時期になって選択の明白さを欠き、それはつまりパンサーズが今後新たなクオーターバックを獲得する可能性が高いことを意味する。ジェネラルマネジャー(GM)のスコット・フィッタラーは現地25日(金)、クオーターバックの獲得に明言しつつも、サム・ダーノルドとP.J.ウォーカーが2022年シーズンの戦力としてロースターに残っていると話した。
チームのクオーターバックとしてダーノルドが適任かと聞かれたフィッタラーは「そうだね。すべての鍵はサムと共に進むことだ。昨年は限られたOTAを含め、持っていたすべての機会を彼に与えた。われわれはサム同様に自前の選手とP.J.ウォーカーも育てなければならない。でも、このメンバーに新たな選手を加えたいとも思っている。ドラフトであれ、トレードであれ、どんな形であれ、選手層を厚くすることが重要だ」とコメントした。
新たな選手の獲得はフリーエージェント(FA)、トレード、またはドラフトを介して行われるだろう。
最も可能性のある選択肢はドラフトだと思われる。パンサーズは、プロデーのワークアウトにおいて、特にトップクラスの司令塔に注目していることが確認できた。フィッタラーとヘッドコーチ(HC)のマット・ルールはピッツバーグ大学のケニー・ピケットのワークアウトを調査したほか、バージニア州リンチバーグではリバティ大学のクオーターバック、マイク・ウィリスのワークアウトを確認した。ルールは今週、ミシシッピ大学のクオーターバック、マット・コーラルのプロデーワークアウトの見学を行っていた。
ドラフトでは全体6位の指名権を持ち、パンサーズはクオーターバックを指名する最初のチームになる可能性がある。それはつまり、パンサーズは注目する選手の中から理想の一人を選ぶことができるかもしれないということだ。
また、パンサーズは今オフシーズン、希望する選手を全体6位で可能な限り自由に獲得できるように、両サイドの選手を獲得することにも忙しく動いている。フィッタラーは「最初の指名で複数の選択肢が取れるように準備しており、ドラフトまでにどれだけ余裕ができるかに興奮している」と述べた。
ほとんどの動きはクオーターバックの選択に向けられているようだ。もしそうなら、パンサーズはフィッタラーが最適だと思う新人QBで開幕を迎える可能性がある。
フィッタラーは「私はすべての選手が先発として起用可能であると思う。彼らを手に入れたら、どのように彼らを扱うか計画を立てると思うし、われわれは今そのプロセスを開始した。われわれにはなにができるだろう?理想的には、どのクオーターバックも、それが誰であろうと、しばらく座って学んでほしい。しかしながら、その時が来れば答えがわかるだろう」と話した。
しかし、パンサーズがトレードで最適な選択肢を見つけた場合はどうだろうか。
ベイカー・メイフィールドとジミー・ガロポロはパンサーズがどちらの選手にも興味を示していないにもかかわらず、トレードを介して利用可能なままだ。
「トレードについて、最近他のチームと交渉したことはない。われわれはすべての選択肢を考えており、それにはドラフトもトレードも含まれる。ただ、われわれから他チームに声をかける必要があり、最近はどのチームもトレードについて問い合わせてこないだけだ」
フィッタラーはそうコメントした。
パンサーズはもちろん、電話を介して、49ersやブラウンズとトレードの交渉を開始することができる。パンサーズはこれらのチームからの電話を待つことに満足しているようだが、これはドラフトに先立って行動を起こす可能性を減少させる。
キャム・ニュートンを含む、2021年シーズンにパンサーズでプレーした選手について、チームはそのなかの誰かに特別注目しているわけではないようだ。
「マットはキャムと話をした。だから、私も何度か連絡を取ったよ。キャムについては、われわれも歩み寄らなければいけないし、彼も同様に適応しないといけない。彼は出場機会を求めている。われわれはまだドアを開いているし、キャムにはとてもオープンだから、どうなるか見てみよう。彼はわれわれの立ち位置を知っている。私から見て、彼とマットはとても良い会話をしたと思う。われわれはただそれがどこに行くかを見るだけだ」とフィッタラーは話した。
ダーノルドはパンサーズのフロントとやや強固な関係を築いているようだが、それほどの差はない。キャンプが始まるときにダーノルドがチームに残っていればの話だが、新しい選手との競争に勝って出場機会を得ることも予想される。
フィッタラーは「サムはロースターに登録されている。私が今ここに座っているように、彼は選択肢に入っているよ。彼はクオーターバックのポジションで先頭を走っている。われわれは、彼に先頭に立ってプレーしてほしい。しかし、われわれは新たな選手を獲得し、競争を追加するつもりだ。クオーターバックのポジションを安定させ、勝つためのフットボールをすることが重要であり、それに向かって努力している」と述べた。
パンサーズにはまだ明らかにすべきことが多く残っているが、金曜日の記者会見から得たこととして、パンサーズは2022年に“安定”させたいクオーターバックのポジションを除く他のすべてのポジションについて、自信を持っている。
「われわれの全体の目標は、毎年NFC南地区で優勝することだ。毎年競争したいんだ。そして、それがわれわれの取るべき考え方だと思う。今年は2歩近づいたと思う、1歩どころか、本当にこのNFC南地区で競争するために2歩近づいたと思うんだ。このメンバーなら、優勝はすぐそこにあるはずだ」とコメントしたフィッタラーは次のように付け加えた。
「クオーターバックのポジションを安定させることができれば、優勝を争うことができるだろう」
【AK】
からの記事と詳細 ( トレードの可能性はないものの、QBの“追加”を検討するパンサーズ - NFL日本公式サイト )
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