保育園に慣れていくわが子を見て、親が思うこと(写真:Fast&Slow/PIXTA)
育児のなかでも難しい問題
育児のなにが大変って、離乳食でも、オムツ替えでも、夜泣き対応でもなくて(大変だけどね……)、ちいさなことからおおきなことまで、ありとあらゆる「どうする?」にまみれて、日々観察→検索→選択→実行→修正のサイクルを続けなければならないことだと思う。
おもちゃ、何買う? テレビはどのくらい見せる? どうやって寝かしつける? 何時にお風呂にする? 今日の気温だと長袖? 半袖? 夜泣きのときどうする? 離乳食、いつ始める? どう進める? と悩みは尽きなくて、検索したとて正解なんてないことばかり。
そのなかでも、めちゃくちゃに難しい問題が、保育園よ。
おもちゃや離乳食とは違って、一度決めたら生活がガラリと変わる保育園通い。「1歳半くらいから入れたい」とか「あともうちょっとして、決心がついたら申し込みたい」とか「たまに行って欲しい」とか、そういう柔軟な選択ができたらいいのだけど、大体の場合は4月入園のために11月ごろに募集がかかり、そこを逃せば「中途入園」となって、空きのある保育園しか入れない。また、0歳児クラスは入りやすいが、1歳児クラス以降になると(0歳児からエスカレーター式に上がっているわけだから)空きのない保育園も多く、早めの決断が求められる。どうしよう、どうしよう、うちの子、もう預ける? どこの園に? 預けるなら週何日? 何時から何時まで? っと、考えることの多さと重さが、尋常じゃないのだ。
本音を言えば、仕事もめちゃくちゃしたいし、育児もめちゃくちゃしたい。でも、いくらフリーランスで在宅勤務ができる私でも、そんな超人的なことはできないのよね。大学生の頃、「家でできる仕事に就けば、子どもを見ながら家で仕事ができる」と夢想したこともあったけど、とんでもない。
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