DURDNの新曲“はなにあらし feat.yama”、めちゃくちゃかっこいい。
Baku(Vo)の浮遊感のある角のない歌声とyamaの広く深い艶やかな歌声。抜群の存在感を放つふたつの歌声は変幻自在の豊かな音色を持ち、声というよりも楽器のような役割を果たしていて、そんなふたりの歌声と複雑なリズムで絡みあうリフがダークで洒脱な世界観を作り上げている。
サビでは《いつもここから挽回だろう/きっと明日は最高だろう/思い込んで今日は朝まで好きなことしよう》と歌われ、「前を向いていこうよ」という応援ソングのようにも聴こえるかもしれないが、あくまで《思い込んで》いるところがポイントだと思う。
続けて《信じた方が幸せだろう》とも歌われるが、根本にあるのは、そうしたほうがいいからそういうことにしておこうよ、という一種の諦めのようなものなのではないだろうか。小さな不運は積み重なるし、現実は変わらない。どうにもならない。この楽曲で鳴らされるのは、そんなカオスな現実だ。
冷静さを携えた諦めの先にこそ、自分次第で切り開いていける日々がある。DURDNとyamaと一緒に、最低な今日もクールに乗り越えていこう。(竹内ほのか)
『ROCKIN'ON JAPAN』1月号のご予約はこちら
からの記事と詳細 ( DURDNの新曲“はなにあらし feat.yama”、スモーキーな歌声のクールな競演に注目せよ! - rockinon.com )
https://ift.tt/OBfsgUv
No comments:
Post a Comment