“自然吸気エンジン特有の
甲高くて濁りのない音が
鼓膜と心を震わせる”
このクルマをドライブすることは、
ランボルギーニとの対マン勝負だ
まさに電光石火のレスポンス、雷に打たれたかのようなドライビング体験だ。
このクルマは、ランボルギーニ ウラカン EVOの自慢の4輪駆動システムをあえて後輪駆動(RWD)に置き換え、さらに屋根を開け放つことができるスパイダー。するとどうだ。ドライビングの喜びが純化され、凝縮された。
アクセルを踏めば、後ろの2輪が力強く地面を蹴る。エンジンの最高出力は610hp。4本のタイヤにパワーが適切に配分される4駆と異なり、RWDは2本のタイヤでパワーを受け止める。単純計算すれば、タイヤ1本あたり305hp。4駆とRWDのどちらのタイムが速いかは別として、RWDのほうがエンジンのエネルギーと迫力が直に伝わってくる。
屋根を開ければ、遮るものはなにもない。V型10気筒の、自然吸気エンジン特有の甲高くて濁りのない音が、鼓膜と心を震わせる。グイと踏んだらカーンと回ってガツンと前に出る──。V10の音はあまりに官能的で、興奮のあまりボキャブラリーが小学3年生レベルになってしまう。
前輪にトルクが伝わらないRWDは、ハンドルの手応えもピュアだ。また、クルマの動きを安定方向に整える4駆システムがないぶん、アクセル、ブレーキ、ハンドルそれぞれの操作がダイレクトに車体の動きに反映される。忖度も根回しもないランボルギーニとの対マン勝負で、運転がうまくなってこいつをねじ伏せたい、と強く思う。
しかし、である。対マン勝負ではあるものの、実は姿の見えないレフェリーがしっかりと勝負をコントロールしている。レフェリーとは、P-TCSという名の先進的なトラクション・コントロール・システム。ドライブモードの切り替えで、後輪が滑らないようにセットすることもできれば、テールスライドを許すセッティングにもできる。安全なクローズドコースだったら、迷うことなくRWDの特性と大出力を活かしたドリフトマシンとして楽しみたい。
ウラカンとはスペイン語でハリケーンを指す。稲妻のようにエッジィな形のウラカン EVO RWD スパイダーは、ドライバーの心に感動の嵐を巻き起こす。
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August 25, 2020 at 05:56AM
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