
新連載「今日、なに着る?」では、スタイリストの飯垣祥太と稲垣友斗がそのシーズンにリリースされた最新のファッションアイテムを吟味し、月曜日から金曜日までの毎日、厳選した1点を紹介する。今週はコンテンポラリーブランドが提案する旬なウェアをピックアップした。 サイのセットアップ この春もセットアップの人気は継続中だ。リモートワークが定着したいま、普段着にはジャケットのようにカッチリしすぎず、肩の力が抜けたカジュアルなものが望ましい。そんなとき、このサイのシャツ型セットアップがおすすめだ。 シャツのなかでも夏のイメージが強いキャンプ(開襟)カラーシャツを、薄手で通気性のよいサマーウールで仕立てた。パンツは2プリーツで、太めのわたりから裾にかけてテーパードさせたシルエットが印象的だ。ともにウォッシャブル加工を施しているため、さらりとした肌触りで暑い季節でも快適に着ることができる。 セラードアーのパンツ 無骨さが魅力の軍パンだが、夏に穿くには少々暑苦しく見えてしまうのが難点。この悩みをクリアしたのが、ミリタリーの雰囲気を活かしつつ、ドレスパンツのようなクリーンさを備えたセラードアーの1本だ。 足を入れた瞬間の柔らかく軽い穿き心地からは、イタリアンクラシコを継承するブランドの実力を感じることができる。裾のドローコードを絞れば、シルエットを変えることも可能だ。ウールのようなシックなルックスながら、イージーウエストでリラックス感があるので盛夏でも活躍してくれる。 ランバン オン ブルーのコート 今季のランバン オン ブルーのシーズンテーマのひとつは「大地の起源」。そのため、ソフトなトーンのアースカラーをふんだんに使ったアイテムが多く登場している。テーマを象徴するこちらのコートはナチュラルな風合いが特徴で、リラックスした着こなしにもよく似合う。 着丈が長くルーズなシルエットにもかかわらず上品な雰囲気が漂うのは、トレンチコートのようなディテールがあってこそ。長いガンフラップ(右肩から胸に付けられた布)やテーラードカラー、チンストラップなどがシャープなアクセントになっている。薄手かつ軽量なので、夏場でもカーディガン感覚で羽織ることができる。 MXP for UNITED ARROWSのシャツ 暑くなると気を配らなければいけないのが、汗の臭いだ。そこで試してほしいのが、MXPとユナイテッドアローズのコラボ・ボタンダウンシャツである。 オックスフォード生地に消臭機能を備えたMXPの「FINE DRY WOVEN」シリーズをベースにしているので、機能性はいわずもがな。インラインのシャツと大きく異なるのは、カジュアルにもビジネスシーンにも通用する、程よくユルさのあるシルエットだ。従来よりも襟が小さくなり、よりラフな印象で着ることができる。抗菌加工が施された圧縮袋付きなので、今の時季のウイルス対策にも◎。 ナイスネスのデニム 今日おすすめするのは、デニムのリバーシブル仕様が新鮮なペインターパンツ。これを生み出したのは、「イイものはイイ」をコンセプトにするブランド、ナイスネスだ。 ナイスネスの今シーズンは、自然に立ち返ることで見えてくる素材やシルエットに着目しているという。綿麻の混紡糸で織り上げた10.5オンスのインディゴには、デニムとは思えない軽快さがある。
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