全国的に知られる民踊「木曽踊り」と民謡「木曽節」。木曽谷の夏の風物詩となっている盆踊りは、多くの観光客にも親しまれてきた。なぜ、この地域で生まれ、受け継がれてきたのか。本紙県版キャラクターの「おしえてほっしー」が「おやっきー博士」に聞きました。 (生田貴士)
Q 木曽踊りって何? 教えて、教えて!
A ほっしーは地域の伝統芸能にも興味があるんだね。木曽踊りの由来は諸説あるが、平安時代の武将木曽義仲を追悼して踊られた武者踊りが源流ともいわれているんだよ。室町時代の文献には木曽踊りの記述がみられるんだ。一九七四(昭和四十九)年には、木曽踊保存会によって「木曽踊発祥之地」の碑が義仲の墓のある木曽町の興禅寺に建てられたんじゃよ。
よろいを着けて踊ったとされることから、背筋を伸ばし、ゆったりと動くのが特徴だ。手の動きで御嶽山の山頂・剣ケ峰や稜線(りょうせん)などを表現しているんだよ。
Q 木曽節というのは。
A 木曽地域は古くから森林資源が豊富で、全国から林業従事者が集まって木を切り、川を使って運び出していたんだ。江戸末期から明治にかけ、そうした人たちが歌ったものが、現在の起源になったともいわ...
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