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Sunday, August 29, 2021

まるで宇宙船、飛騨市神岡の近未来的な建物、なに? - 岐阜新聞

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 岐阜県飛騨市神岡町の市街地に陽光を受けて輝く近未来的な姿の建物=写真(市提供)=がありました。河岸段丘にトタン屋根の家々が並ぶ山間の町でひときわ目を引き、町中で見られる昭和の面影とは対照的な雰囲気です。どういう施設なのでしょうか。

(岐阜市・60代女性)

◆市が設置の振興事務所 世界的建築家の磯崎新さん設計

 飛騨市が神岡町に設けている神岡振興事務所の庁舎です。まちづくりの拠点で、市の各部署と共に図書館があります。

 市に聞いたところ、建物は43年前に旧神岡町役場として建てられました。世界的に知られる建築家の磯崎新さんが設計し、神岡町の「か」の字を図案化した町章をモチーフにしたということです。円筒形や直方体を平滑な面でつないだデザインで、外装には銀色のアルミパネルが多用され、一部にタイルや淡い色の御影石が使われています。半円形ホールの上に少し小型の半円形議場が載る外観は宇宙船を思わせます。磯崎さんは自由な発想で創作し、自ら考案したモンロー定規を使って曲線を描きました。神岡振興事務所にある公室には、磯崎さんが手掛けたモンローチェアがあります。優美な曲線による意匠で、12脚が並びます。

 神岡町は鉱山の町としての歴史があり、旧町役場は地域の活力を示す施設とも見られます。市の資料によると旧町役場を建設するための事業費は総額8億2630万円。建てられてからしばらくの間は、建築を志す学生が訪れて見入っていたそうです。

カテゴリ: くらし・文化



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