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神奈川県真鶴町の町長が、選挙人名簿の個人情報を不正利用していた問題。辞任する町長は、住民基本台帳も不正に入手していたことが、新たにわかりました。 ◇ 人口は７０００人ほど、神奈川県の西部に位置する真鶴町。その町では、２９日─。 「多くの関係者の方々に、まずもって、改めておわびをさせていただきたいと思います。申し訳ございませんでした」 改めて謝罪した、松本一彦町長。 松本町長は町の職員だった去年、自らの町長選挙に利用するため、有権者の大半にあたるおよそ６６００人分の選挙人名簿を夜中に町役場に忍び込み、不正にコピー。その名簿を使い、有権者にはがきを送り、その後当選していました。 ２６日─。 真鶴町・松本一彦町長 「選挙人名簿を流出させてしまったのは、私です」 名簿のコピーは、先月行われた町議会選挙の立候補者にも渡していたといいます。 真鶴町・松本一彦町長 「真鶴町議会議員選挙の候補者１名の方に、そのコピーをお渡ししたしだいでございます」 しかし、２９日の会見では─。 真鶴町・松本一彦町長 「３名にお渡ししたことを、私から（議会に）報告したところでございます」 選挙人名簿を渡したのは、元町長や議会の議長などを含む３人だったと明かしたのです。 ──先日行われた会見の中で、１人にしか渡していないと言っていましたが 真鶴町・松本一彦町長 「話が大きくなってしまうことを恐れたために、私が、かばうような意識を持ってしまったのが原因です」 また、２９日の議会では、新たに、住民基本台帳の転出届なども不正にコピーしていたことも明らかになりました。松本町長は議会の承認を得た上で、来月４日に辞任するということです。 真鶴町・松本一彦町長 「本来あってはならないことを私はしたと思っておりますので、まずは辞任するということ、そして罰も含めて、正面からお受けしたいというふうに思っております」
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