誰もがショッピングを楽しめるように、さまざまな工夫が凝らしてある。
カラフルなデザインがおしゃれにちら見えするのは、「FABRIC TOKYO」が、18日から予約販売する新商品。
裏地のカラフルなジャケットは、知的障害のある人のデザインが使われている。
丸井グループ、オーダーメードスーツを展開するFABRIC TOKYO、そして、障害のあるアート作家の作品をプロダクト展開するブランド・ヘラルボニーが発表したインクルーシブ社会を目指すプロジェクト。
商業施設「渋谷MODI」4階が、インクルーシブをテーマにしたフロアに変わる。
こちらに並ぶバッグやネクタイは、ヘラルボニーのデザインを活用した商品。
実際に購入もできる。
リニューアルオープンしたFABRIC TOKYO「All-Gender Store」も。
バリアフリーで、車いすでの買い物が楽しめるように。
そして、商品を見るテーブルにも...。
パラアイスホッケー元日本代表・上原大祐さん「(一般的な店では)テーブルの脚に車いすが引っかかったりして、なかなか近づくことができないが、このテーブルだと脚がないので、車いすを中まで入れることができる」
使いやすさを説明するのは、この店舗設計にアドバイザーとして参加した、パラアイスホッケー元日本代表上原大祐さん。
目線の高さや広さなど、店内には上原さんのアイデアが生きている。
フィッティングルームも車いすの高さに合うベッドや、手すりが設置されているが、もう1つ特別な仕掛けが。
パラアイスホッケー元日本代表・上原大祐さん「寝ることによって皆さんが立っているのと同じことになるので、脱いだりはいたりするのがしやすい。寝た状態でしっかりとフィッティングしたあとに自分の姿を見たいということで、今回一番の特徴は、このように天井に鏡を付けたことです。わたし、生まれつき障害を持っているので立ったことがないから、こういう真っすぐな自分の姿って見たことが実はない。われながらいいアイデアでした」
これまで試着室でできなかった「立ち姿が見たい」。
この試着室なら、誰もが同じ試着体験ができるようになる。
インクルーシブを大切にする新しい商業施設。
若者の街、渋谷から届けたいメッセージとは...。
パラアイスホッケー元日本代表・上原大祐さん「コト・モノ・街を作っていく時って、健常者の皆さんが想像で『障害を持った人たちってこうだろうな』みたいなところを作っている。今回のように作る段階から一緒に混じれる、意見を聞いてもらえる、その意見を反映してもらえるとか、そういう場所が日本に増えていくといいなと。『あそこ行けるんだ』という場所が増えていくことによって、健常者も障害者も一緒に混じり合う機会が増えてきて、最終的にこの共生社会をつくっていくと思う」
からの記事と詳細 ( 誰もが入りやすい インクルーシブをテーマにした新たな売り場 - FNNプライムオンライン )
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