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Monday, October 17, 2022

夏休み明けの動き方(7)ガクチカに書くべきことってなに?|NHK就活応援ニュースゼミ - nhk.or.jp

apaituberita.blogspot.com

「あなたが学生時代に力を入れてきたことを教えてください」…毎年、就活生を悩ます「ガクチカ」。

ただでさえ困るのに、コロナ禍で思うように学生生活が送れなかったとなれば、なおさらです。

企業は「ガクチカ」を通して何を見ているの?抑えておくべきポイントは?学生リポーターが聞きました。

(聞き手:梶原龍 芹川美侑 堀祐理)

ガクチカ 何を書く?

学生
梶原

ガクチカに何を書けばいいのか…多くの就活生の共通の悩みだと思います。

企業側は、部活で全国大会優勝しましたとか、留学経験がありますといったような、単純な成果を知りたいわけではないんです。

松本さん

コロナ禍で留学や部活が思うようにできなかった、という方もそのことを引け目に感じる必要はありません。

これまでの大学生活の中で、ご自身で「頑張った」と感じることが1つや2つはあるんじゃないかなと思いますので、それをテーマに書いてもらえればOKです。

ディスコ キャリタスリサーチ 松本あゆみ研究員

学生の就職活動状況など就職・採用に関する調査・分析を実施。
採用アウトソーシング、就職情報サイトの学生向けプロモーション、採用コンサルティング部門などを経て、2015年より現職。
就活では、当初地元に戻るつもりが親の転勤で戻れなくなり、突如方針転換を迫られ、思わぬキャリアを歩むことに。

学生

どんなテーマをガクチカに選ぶ人が多いんでしょうか。

コロナ禍の前は、文系の学生さんだと部活やサークル以外ではアルバイトの話を書く人が多かったですね。

理系の学生さんだと研究テーマのことを書いている人が多かったです。

ここ最近はどうなんですか。

直近の22卒、23卒の先輩たちは、コロナ禍で活動を一定程度制限されていたこともあって、大学の授業について書く人が増えたと感じます。

どんなテーマでも実際にやってきたことを書けば大丈夫です。

コロナで制限を受けている状況は企業側も分かっているので、なぜ部活や留学のことを書いてないんだと思う人はいないと思います。そこは安心してください。

学生時代=大学時代?

学生
芹川

高校時代に頑張った時の話を書くのは良くないですか?

昔は学生時代=大学時代と考えられていたような風潮がありましたが、こういう環境なので高校時代のことを書いても評価してくれる企業が増えたように感じます

ただ、なぜ高校時代の話を出すのかは納得できるようにしておくべきだとは思います。

高校時代に頑張ってこういう力を身に付けて、それが大学生活でこんな風に生きてます、というように話が今に繋がっていると説得力が増すと思います。

なるほど…。なぜその話をするのか、という納得感は必要だということですね。

そうですね。大学生活の話だけでは学生の人となりを十分に理解しきれない、ということで、最近では、会社の方から高校時代や幼少期のころまで振り返って聞くこともあるようですよ。

ただ、記入する欄に「大学時代に頑張ったこと」と書いてあった場合には、やはり大学時代のことを書いた方がいいです。

趣味の話でもOK!

趣味の話について書くというのはどうでしょうか。

内容にもよりますが、趣味でPRしている人もたくさんいますよ。

でも、ひたすら、ただこれが好きなんです、というだけでは、だめですよ。

自分の話になるんですが、1人旅が趣味で47都道府県を制覇しました、なんて話はどうでしょうか。

テーマ自体は関心を引くと思うんですけど、そこで終わるのではなくて、そこからどういう人なのかが分かるようにする必要がありますね。

何でそんな行動をしたのか、行動した結果どんな気付きがあって、どんな部分が成長したと感じたのか、という点が分かると、面接官としても「うちの会社に入っても活躍してくれそうだなぁ」というイメージが持ちやすくなると思います。

ですので、そのあたりがうまく書けているのであればいいと思いますよ。

学業はいかせる?

ちなみに、学業をガクチカにするために工夫した方がよいポイントってありますか。

例えば全部成績が「S」でしたっていうことであれば、そのこと自体はすごいと思うんですけど、その過程の部分をちゃんと説明することが大事です。

狙って取ったのか、だとしたら何で全部Sを取ろうと思ったのか、上位の成績を取るためにどんな苦労をして何を乗り越えたのかとか。

そこを明確にすることで、目標があると頑張れる人なのか、負けず嫌いだから頑張る人なのか、周りの人に認めてもらいたくて頑張る人なのかとか、人柄が垣間見えて評価されやすくなると思います。

書くのは“結果”じゃない

部活のことを書きたくて、大会で優勝したらこういう課程で頑張ったから優勝した、逆に負けた経験は自分をこう成長させたとか書くことができると思うんですけど。

本当に予選どまりとか、書きたい経験の結果が中途半端だった場合はどんなところを意識して書けばいいですか?

こういう部活に所属していてこういう目的意識を持ってこういうふうに取り組んでました。

そこから自分はこういう特性がありますとか、こういうことを学びました、成長しましたみたいなことが書ければいいので、別に大会とかの結果はいらないかな。

結果があるほうが書きやすいのは分かるんですけど、大会の結果はあまり評価に関係ありません。

練習中に自分がチームの中でどういう役割を担ったのかを書くことで、自分ができるチームへの貢献の仕方をアピールするのがいいと思います。

なんでも結末につなげなくてもいいんですね。

大会そのものの結果ではなくて、チームの状況がどう変わったかや自分がどう変わったかなど、具体的な成果は示せるといいと思います。

シリーズ「夏休み明けの動き方」、 次回は、自己分析の方法について紹介します。

編集・撮影:谷口碧

あわせてごらんください

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