とある美術教師による初著書にもかかわらず、各界のオピニオンリーダーらやメディアから絶賛され、発売3ヵ月で5万部超という異例のヒット作となった『13歳からのアート思考』。 【この記事の画像を見る】 先行きが不透明な時代だからこそ知っておきたい「自分だけのものの見方」で世界を見つめ、「自分なりの答え」を生み出す思考法とは? 同書より一部を抜粋してお届けする。 ● 「私たちの目には『なに』が見えている?」 前回の記事では、ジャクソン・ポロックの《ナンバー1A》が、私たちが絵画を鑑賞・制作するときに見落としていた「前提」を見事に明るみに出してみせたということについてお話ししました。 私たちは知らず知らずのうちに「絵画とは『イメージ』を映し出すためのものである」と思い込んでいたのです。 ※参考記事 じつは誰にも見えていない「絵画」の本当の姿 https://ift.tt/30WcpMA 今回は、さらにもう一歩踏み込んで、「私たちの目には『なに』が見えている?」という問いについて、新たな角度から考えてみましょう。 というわけで、まずは次の作品をご覧ください。
● 「小さなアーティスト」を困惑させた問い 「まるで子どもの絵みたいだ……」 そう思った方、安心してください。 じつを言うと、これは2歳のある女の子が描いた絵です。 その子はこの絵を描き上げると、お母さんを呼んで「みて」とうれしそうにいいました。 ここで想像してみてください。 もしもあなたがこの女の子の親だったら、絵を見てどのような言葉をかけますか? あなたが言いそうな答えはこのなかにありますか? 「上手だね~! 何の絵描いたの?」 「虹かな?」 「この丸いの、なあに?」 そのときの女の子とお母さんのやりとりを見てみましょう。 女の子「みて」 お母さん「なに描いたの~?」 女の子「……」 お母さん「虹?」 女の子「……」 お母さん「う~ん、なんだろう?」 女の子「……」 お母さん「(茶色い部分を指差して)コロッケ?」 女の子「……」 女の子は自分から「みて」と笑顔で声を掛けたにもかかわらず、お母さんからの問いかけに対しては、中途半端な表情を浮かべて首をかしげるばかり。最後には別のことに興味が移ったのか、会話を放り出してほかの遊びをはじめてしまいました。 結局、お母さんには、女の子がなにを考えてこの絵を描いたのかはわからずじまいになってしまったようです。 さて、その子にはいったい「なに」が見えていたのでしょうか? ここからは勝手に想像を働かせてみたいと思います。 ● 身体の動きを受け止める「舞台」 私たちは、「絵になにが描かれているのか」がわからないと、なんとなくすっきりしません。 お母さんの「なに描いたの~?」「虹?」「コロッケ?」などの問いかけは、「絵=なんらかのイメージを映し出すもの」という1つの「ものの見方」から発せられています。 おそらくあなたも、彼女と同じように「絵が映し出しているイメージ」を問う言葉かけを思いついたのではないでしょうか。
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June 27, 2020 at 04:01AM
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「これ、何の絵を描いたの?」つい子どもに聞いてしまう親の“盲点”(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース
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