声優としても活躍中の鈴村健一(月~木曜)と俳優の山崎樹範(金曜)、フリーアナウンサーのハードキャッスル エリザベスがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「ONE MORNING」。7月27日(月)放送のコーナー「リポビタンD TREND NET」のテーマは「新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理システム『HER-SYS(ハーシス)』について」。報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんに話を伺いました。
厚生労働省が5月に運用を始めた、国、自治体、医療機関が新型コロナウイルス感染者の情報を共有できるようになるシステム「HER-SYS(ハーシス)」の普及が遅れています。保健所が設置されている155自治体のうち、7月14日(火)時点で4分の1の自治体が利用を始めていません。そのうち東京都は感染者の情報をFAXで共有しています。 * * *
鈴村:米重さん、こちらネットの反応はいかがでしたか? 米重:“FAXで共有し、手集計していることに非常にびっくりした”という声が目立ちました。行政のシステム化の遅れというか、アナログぶりを心配する声はものすごく多いですね。 鈴村:ですよね。僕もいまこの話を聞いて、ものすごく動揺しています。中小企業ではFAXを使っているところもあると思いますが、行政がこういう対応というのは、なかなか衝撃的な事実だと思いました。 米重:そうですね。特にコロナに関係することなので、データをリアルタイムでつかめないことが驚きですよね。 鈴村:改めて「HER-SYS」がどういうものか教えてください。 米重:「HER-SYS」というシステムは、病院や保健所、自治体といった関係者間で、コロナのPCR検査や抗原検査の受検者の氏名や性別、連絡先、検査結果、入院状況などを一元的に管理することを目指すシステムです。自治体や医療機関は専用のIDとパスワードでアクセスすることを想定しています。 鈴村:システムにアクセスすれば、常に最新の情報が共有できるということですよね。これをFAXでやっていたら、“これをこっちに書き写して……”と手集計になるわけですよね? 米重:そうなんです。しかも東京都の場合は、FAXのワークフローがズタズタになっていまして、一応システムと併用はしているということですが、例えば個人情報を塗りつぶして、それを転送する……みたいなプロセスが発生しているそうです。FAXでバトンをつないでいるような状態ですね。 鈴村:「HER-SYS」はなぜ作られたのですか? 米重:FAXなどのやり取りですと、いろいろ手間だったり、間違いが生じる可能性があるということで、こういった部分を効率化することが第一の目的です。 あと、日本は自治体ごとに検査をおこなって、その結果を発表していますので、情報管理の仕組みがバラバラでした。これをまとめないと厚労省に情報が集約できないので、“「HER-SYS」を作って情報を一元管理しましょう”ということになりました。 鈴村:導入が遅れるのはよくないことですよね? 米重:そうですね。ワークフローのせいで感染者の状況の把握が遅れてしまうので、1日も早く全国で統一して、リアルタイムで情報を管理できるようにしてほしいと思います。 鈴村:情報把握システムがあるのに、なかなか浸透していない。日本はITに関しては後進国だなと改めて感じました。「HER-SYS」というシステムやテクノロジーを使いこなすのが難しいんだと思います。進化するテクノロジーにどうやってついていくか、人材の問題もあると思います。また、技術がきちんとビジネスになる仕組みを作り、人をサポートする企業などがバックアップされて、日本全体がITを底上げしていくようなことで、経済効果を上げていくべきなのではないかとも思いました。 (TOKYO FMの番組「ONE MORNING」7月27日(月)放送のコーナー「リポビタンD TREND NET」放送より)
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July 28, 2020 at 05:22PM
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コロナ感染者情報をFAX共有、手集計…コロナ情報把握システム「HER-SYS」にネット上の声は…(TOKYO FM+) - Yahoo!ニュース
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