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Friday, August 28, 2020

フィンランドで保育園に入れてみた(なにもかも勝手に決まる編)|フィンランドで暮らしてみた(幻冬舎plus) - Yahoo!ニュース

芹澤桂 (小説家) フィンランドの保育園や学校でおもしろいなぁと思った習慣に、年度終わりの先生へのありがとうギフトがある。 日本だったら賄賂だとか贔屓だとかを避ける目的で受け取ってくれなさそうなものだけれど、後ろめたいことがまったくないのかこの習慣は長く続いている。しかも子供の手作りのカードなどというかわいらしいものではなく、親が選ぶしっかりした贈り物だ。保育士をしている友人に今まで何を受け取ったか聞いてみると、お花、チョコレート、マグカップなどの日用品の他に「1人で開けるのにためらわれるようなちょっといいお酒」なんてものまであったそうだ。贈り物とはいえ園に酒瓶を持ち込む親もなかなかすごい。 

その宣告はある日突然に

我が家の場合、子供が保育園に行き始めて最初の年度にコロナで保育園が休園になってしまった。 公式には保育園は「通常通り」開いている。しかし園の代表から電話がかかってきて「お宅本当に保育園必要?」と聞かれた。保育園に入る前も入園審査待ちの状態で地域の担当職員から同じようなことを聞かれてイラッとしたけれど、今度は事情が違う。幸運なことに私も夫も普段から家で仕事をしている。「いや、必要ないです」と答え自主休園となった。ここでの本当に必要か否か、は医療従事者や職場でなければ完結しない仕事に就いている人、を指している。 そして5月半ば。フィンランドでは学校も再開し親は職場へ、園児は保育園へ戻り始めたけれど、我が家は夫の育休と夏期休暇が余っていたため、6月いっぱいは保育園に預ける代わりに夫が子供たちの世話をして、今度は私が思いっきり働くということにした。 それを園に告げると「6月からはこのクラスなくなるから秋から転園ね」とあっさりと年度が終了したのである。

気の利いた親になれぬまま老ける

フィンランドの保育園は年間を通して空いているものの、上の子が学校に通っていたりすると親もそれに合わせて長期休暇を取るため、夏になると自然に保育園に来る園児の数も減り、近所の保育園と統合したり地域のバックアップ用の施設に通ったりする。 うちの子が通っていたのはそもそもそのバックアップ用のクラスではあったのだけれど、地域の子供増加に伴い来年度からは少人数制のバックアップ用クラスではなく通常クラスにしちゃいましょうという市の決定が下り、夏期休暇を前に泡のように消滅した。 え、そうなると子供はもうクラスメイトやお世話になった先生に会えなくなっちゃう。そのままさよならっていうのもあんまりなので、自主休園している手前会わせに行くことはできないけれど、せめてお礼を、と子供手作りのカードと、お礼のプレゼントを先生方に渡すことにした。 選んだのはギフトカード。味気ないけれど外れもしない無難なところだ。こういうとき、ささっと普段の動向から先生の趣味を引き出してベストな贈り物をできるような大人に、いつかなりたい。と言いながら私はきっと老いるのだろう。

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August 28, 2020 at 04:00AM
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