NISA(ニーサ)とは、Nippon Individual Savings Accountの略で、日本語では少額投資非課税制度のこと。そんな投資の利益が非課税になる「NISA」口座で投資をするメリットや注意点、3種類のNISAの違いについて、ファイナンシャルプランナーがくわしく解説。NISA口座の開設法や、商品の選び方も紹介します。
更新日:2021/01/05
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そもそもNISA(ニーサ)ってなに?
NISA(ニーサ)は、個人投資家のための非課税優遇制度
NISA(ニーサ)は、Nippon Individual Savings Accountの略で、日本語では少額投資非課税制度のこと。少額投資とあるように、この制度では1年間で投資できる上限額が決まっていて、その範囲内の投資による利益(運用益)が非課税になるメリットが。
NISAには「(一般)NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」の3種類があり、どれかひとつを選び1口座だけ作れるというルールがある。
また、NISAは令和2年の税制改正により制度改正が行われ、新規の口座開設が2023年までのところ、5年間の延長が決まった。
2024年からの新制度では、NISAが2段階に生まれ変わる。1階部分の投資枠は年間20万円で、リスクを抑えた積立投資専用の枠。投資対象としては、つみたてNISAと同様に投資信託となる。2階部分の投資枠は年間102万円で、こちらは上場株式などへも投資可能。原則として1階部分の積立投資を行った人だけが、2階部分の非課税枠も利用できることになるので注意。
つみたてNISAとは
つみたてNISAは、積立可能額は年間40万円、投資期間は最長20年間。20年間続けて満額の投資をした場合、最大で800万円を積立投資できる計算に。投資対象は、つみたてNISA対象として選ばれた投資信託に限定されているため、個別株やETFへの投資はできないので注意。
年間40万円までの積立投資なので、1カ月あたり約3万3000円までとなり、これからコツコツと時間をかけて資産を築いていきたい人に向いている。
将来の教育費を貯めたり、老後資金準備に活用したりと、さまざまな目的で利用できる。つみたてNISAの口座では、運用期間中に毎年の運用益から税金が差し引かれないため、効果的に複利運用が行える。
ジュニアNISAとは
ジュニアNISAは、19歳以下の子供名義の口座だが、運用は両親や祖父母等、2親等内の親族が代行できる。贈与税には年間110万円までの非課税枠があり、年間80万円までのジュニアNISAはこの非課税枠の枠に収まることから、生前贈与目的で利用されている。また、両親名義のNISAの枠を使い終わった人が、子供名義でジュニアNISA口座を開いて、子供の教育資金などを早めに確保して運用するケースも。
実はこのジュニアNISA、一般NISAやつみたてNISAに比べて利用が少なかったことから、令和2年の税制改正により、2023年末で制度が廃止されることが決まったのだそう。そのため、新規の拠出は2023年末までということに。
NISAの始め方は?
口座開設ってどうするの?
まずは金融機関でNISA用の口座を開設する悲痛がある。銀行やネット証券など、自分に合った金融機関を選ぼう。はじめて口座を開く場合、『NISA専用口座』だけでなく、その金融機関で証券取引をするための『証券総合口座』もセットで持つことに。
証券総合口座には3つのタイプがあり、『源泉徴収ありの特定口座』を選ぶと、証券会社が利益から源泉徴収して納税するため、自分で確定申告しなくてよくなる。『源泉徴収なしの特定口座』を選ぶと、証券会社が作成した『年間取引報告書』を使えるため、確定申告が手軽に。『一般口座』を選ぶと、納税に関する手続きはすべて自分で行うことになる。投資が初めてという人は、一番手軽な『源泉徴収ありの特定口座』を選ぶのがおすすめ。
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