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Monday, August 2, 2021

収容所で何が起きているのか…勇気ある脱走者が命をかけた“報告書” 「アウシュヴィッツ・レポート」を採点! - 文春オンライン

apaituberita.blogspot.com

〈あらすじ〉

1944年4月、アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所。2年前に収容され、遺体の記録係をしているスロバキア人のアルフレート(ノエル・ツツォル)は、日々多くの人々が殺害されている収容所の実態を母国に伝えるために、同じスロバキア人のヴァルター(ペテル・オンドレイチカ)とともに脱走を決行する。彼らと同じ収容棟の囚人たちは、伍長から執拗な尋問を受けたが、頑なに口を割らなかった。仲間の想いを背負った2人は、飢えと怪我で今にも倒れそうになりながら、山道を歩き続ける。奇跡的に助かった2人は、収容所で何が起きているのかを、赤十字の職員に告白する。

〈解説〉

通称“アウシュヴィッツ・レポート”が書かれた経緯を史実に基づいて描く。第93回アカデミー賞国際長編映画賞スロバキア代表。ペテル・ベブヤク監督・脚本作。94分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆知恵と体力。脱出脱獄もの映画が好き。収容所内部の生活描写も案外、目あたらしく感じた。主演俳優の面構えも結構。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆画面を旋回させる細工などは疑問だが、台詞を極端に削ったことで衰弱感が伝わってくる。不愛想な重量感にも注目した。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆脱走して材木置き場に潜む3日間の恐ろしい事! しかしエンドロールに流れる言葉に共感する事の方が実は恐ろしい。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆生真面目なパワーが漲る。ナチスを主題とした映画の「定番化」傾向には少々首を傾げるが、量産型から一歩出た工夫も。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆あの収容所で何が行われていたのかを伝える鋭敏な映像。逃亡する2人を追うショットはまるで数奇な追体験をした感覚。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
©D.N.A., s.r.o., Evolution Films, s.r.o., Ostlicht Filmproduktion GmbH, Rozhlas a televízia Slovenska, Česká televize 2021

『アウシュヴィッツ・レポート』(スロバキア、チェコ、独)
7月30日(金)より新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
https://auschwitz-report.com/

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