今流の“クラシックスタイル”
この秋は、クラシカルなドレスウェアやアイテムにインスパイアされた新作が目白押しだ。緻密なハンドクラフトのものや、デッドストックの生地を用いて現代流のアレンジを効かせて仕上げた品物が多い。また、ジャック・パーセルの80年代バージョンの復刻などもある。古くて新しいアイテムたちをチェックしよう! ■Taiga Takahashi タフさとエレガンスが漂う 今季、日本に本格上陸したタイガタカハシを象徴するピースが、1920年代のアメリカ製サックスーツをベースにしたジャケットだ。貫禄のあるピークドラペルや軍モノのデッドストック生地を使ったボディに見られるように、趣がありながらエレガントな佇まい。着心地を向上するために用いた背面のアクションプリーツが、タフな後ろ姿を演出する。 ■m’s Braque チャイナディテールが小粋 艶があるウールツイル素材を用いたスモーキングジャケット。デッドストック生地を使用し、今の生地にはない風格がある。前身頃のボタンホール周辺にチャイナ服のような刺しゅうの飾りを加え、程よくインフォーマルな雰囲気になっている。裏地は背抜きで、アンコン仕立て。紳士クラブの喫煙ルームのリラックス感を味わえるかも。 ■Casely-Hayford テーラリングの崩し方に注目 ヘリンボーンとツイル素材をミックスした「ケイスリー・ヘイフォード」のセットアップ。ジャケットは左右非対称のデザインで、片方のラペルの先端は前身頃に縫い込まれている。パンツは、ジャケットの太さに合わせ、ボリュームのあるシルエットだ。ロンドンで生まれた「ケイスリー・ヘイフォード」は、18年秋冬コレクションののち、いったん活動を休止していたが、21年春夏コレクションより再開している。 ■CONVERSE 80年代のスペックを再現 コンバースの「タイムライン」シリーズに、1980年代のジャックパーセルを復刻した新モデルが登場した。現モデルとの違いは、幅広のぼってりしたフォルムだ。トウの“スマイル”や、テープに厚みを持たせた往年のソールのディテールを忠実に再現する。2層構造のオーソライトインソールを搭載し、履き心地を快適にアップデートした。 ■Scully アートピースのような佇まい 刺しゅうやパーツなどのウエスタンシャツの伝統的なディテールが目を引く1枚。フェニックス柄や楽器のモチーフなどが随所にあしらわれた刺しゅうは、まるで工芸品のような美しさ。アームホールは太く、ゆったりとしたシルエットで重ね着も快適だ。裾はタックアウトに適したストレートカットに近いラウンド仕上げ。 ■AURALEE デニムの新しい選択肢に オーラリーのデニムは、フェードしたブラウンカラーが新鮮だ。シルエットはクラシックなストレート。手作業で細かい加工を施し、洗いこんでも生デニムのようなカリッとした風合いを楽しめるという。センタークリース入りで、上品なスタイルにもあう。 ■BLUFCAMP ニットをポップにまとう アートなグラフィックアイテムが豊作な今シーズン注目したいのが、ブルーフキャンプのニットだ。シルクスクリーンによる3D調のグラフィックは、数多くのプリントアイテムとは一線を画すクオリティ。しっかりと編み込まれたハイゲージ綿天竺はハリがあり、タフな条件での使用に耐える。
写真・高橋絵里奈 スタイリング・稲垣友斗、飯垣祥大 文・羽賀まり奈
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