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自分の使い方を考えてクルマ選びを
一方で、レジャーカーとしてのユーティリティーに関しては、ライバルと甲乙つけがたしというのが率直な印象だった。
シートや荷室がはっ水仕様となっているのは、どのモデルも基本的に同じ。USBにこだわらなければ、リアシート/荷室用電源はスペーシア ギアにも付いている。タントに天井サーキュレーターの装備がないのは残念だが、こちらには唯一無二のミラクルオープンドアがある。荷室アレンジのアドバンテージはすでに述べたとおりで、かつ荷室照明(しかも2個!)も備わっているが、例えばライバルのスペーシアには「いざとなれば助手席も倒して長尺モノが載せられる。足を伸ばして車中泊できる」という利点があり、またカスタマイズ派の大好物、ユーティリティーナットも4カ所に設けられている。要するに、どのクルマにもそれぞれのよさがあるのだ。
気になった人はズボラしないで、ちゃんとダイハツ、スズキ、三菱のショールームを巡って(レジャー系にこだわらない人はホンダ&日産もね)、実車を見るのをおススメします。
……以上が、タントのマイナーチェンジの、筆者が独断と偏見でピックアップした主な要点である。現行タントはデビューしてまだ3年。しかもDNGA世代の第1号ということもあり、動的な部分は今もフレッシュ。ゆえに制御の見直しによる燃費の改善以外、手を加えたりはしなかったとのことだ。また標準車のデザインについては、ボディーカラーの設定以外に手をつけていない一方で、カスタムはグラフィック的な箇所だけでなくフタもの(=ボンネット)の形状まで変えてきた。先述のファンクロスの追加ともども、今回のマイナーチェンジは取捨選択とリソースの集中が顕著だった印象がある。
そんなわけで、本当は急アクセル抑制機能など新しい予防安全装備の導入にも期待していたのだが、そのあたりは次回以降に持ち越し。今後の展開を、気長に追いかけたい。
(文=webCGほった<webCG”Happy”Hotta>/写真=webCG/編集=堀田剛資)
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