特別セミナー「ボトムアップのDX」【7月26日オンライン開催】
2023年07月10日
本学が代表機関を務めるデータアントレプレナーコンソーシアムは、データアントレプレナーフェロープログラムの一環として、『特別セミナー「ボトムアップのDX」』を開催いたします。
企業や行政等のさまざまな業務をデータドリブン(Data Driven)に展開して行こうということは、今や組織の活動の当たり前の前提となりました。そのために業務のあらゆる側面をデータ化するDX(デジタルトランスフォーメーション)化が各組織の喫緊の課題と言われ、多くの組織で「DX化を推進する!」という掛け声のもと、トップダウンのDXが行われるようになりました。
しかし、そうしたトップダウンからのDXはPoCレベルを超えて、それぞれの組織に根付いて「当たり前の前提」となり、業務を改善することに役立っているでしょうか?
他方で、現場のニーズを解決することから始まった「ボトムアップからのDX」が、広く組織全体のDXを推進し、効果を上げている事例を見ることができます。
本セミナーでは、「ボトムアップのDX」をテーマに様々な分野の方々を講師としてお招きし、みなさんと一緒に、本当に使えるDXのために何が必要なのかを考えていきたいと思います。
データサイエンスやデータの活用にご興味をお持ちの、社会人、教職員、学生の方など是非ご参加ください。
特別セミナー「ボトムアップのDX」 | ||
日時 | 2023年7月26日(水曜日)18時00分から20時00分 | |
会場 | オンライン会場(Zoomウェビナー) ※登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。 | |
主催 | データアントレプレナーコンソーシアム (代表機関:国立大学法人電気通信大学) |
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対象 | A.I.やデータサイエンスの応用に関心のある社会人、教職員、学生 | |
参加費 | 無料 | |
定員 | 200名(定員先着順) | |
プログラム | 第1部:挨拶 | |
18時00分から 18時10分 |
電気通信大学におけるデータサイエンス教育について 西野 哲朗(情報理工学研究科 情報学専攻 教授/データアントレプレナーコンソーシアム会長) |
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第2部:講演 | ||
18時10分から 18時40分 |
新技術を確実に社会実装し、スケールするには、利他が必要 荻野 武 氏(一般社団法人日本惣菜協会 AI・ロボット推進イノベーション担当フェロー) |
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18時40分から 19時10分 |
「事業成果につながる」「地に足のついた」DXへの挑戦 -DXは泥(D)くさい(X)- 篠原 洋平 氏(コニカミノルタ株式会社 プロフェッショナルプリント事業本部 DM推進部 データサイエンスソリューショングループ グループリーダー) |
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19時10分から 19時40分 |
大規模データ保有の制限が緩和された世界での機械学習関連機能の開発・導入 赤間 悟 氏(株式会社Heliks Data 代表取締役) |
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第3部:終わりに | ||
19時40分から 20時00分 |
社会人向けデータサイエンス・リスキリング講座「データサイエンス基礎講座」「独り立ちデータサイエンティスト養成講座」紹介 斉藤 史朗(産学官連携センター 特任教授/データアントレプレナーコンソーシアム事務局長) |
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問い合わせ窓口 |
データアントレプレナーコンソーシアム事務局 |
講演概要
新技術を確実に社会実装し、スケールするには、利他が必要
荻野 武 氏(一般社団法人日本惣菜協会 AI・ロボット推進イノベーション担当フェロー)
プロフィール
日立製作所中央研究所での研究から始まり、工場・事業部門で開発、設計、商品企画等を担当。シリコンバレーで日立初の各種新規事業を立ち上げ、帰国後も様々な新規事業立ち上げの後、2016年キユーピーに転職。AI等次世代技術の現場実装に取り組んだ後、最も人手不足で困っている惣菜業界の一助となるべく、2021年7月、日本惣菜協会に転職。AI・ロボット推進イノベーション担当フェローとして、One for all, All for oneの精神で業界のAI・ロボット化を推進する。MOT / MBA、日本イノベーション融合学会フェロー、ロボット革命イニシアティブ協議会WG2食品TC長。
講演概要
新しい技術の社会実装を実現することは、イノベーションそのものですが、このイノベーションは千三つと呼ばれるくらい難しいものです。筆者も前々職の日立製作所の研究者、技術者時代、失敗ばかりでした。失敗しないためにはどうすればいいのか。現在、私がリーダーとして進めている国家プロジェクトにおいて、ロボット、AI、量子コンピューター、デジタルツイン等最先端技術の社会(現場)実装について、具体的な事例をもってお話させて頂きます。
「事業成果につながる」「地に足のついた」DXへの挑戦 -DXは泥(D)くさい(X) -
篠原 洋平 氏(コニカミノルタ株式会社 プロフェッショナルプリント事業本部 DM推進部 データサイエンスソリューショングループ グループリーダー)
プロフィール
材料の生産技術~生産企画部門を経て、2018年にモノづくり領域にて"地に足の着いた"データサイエンスのボトムアップの実践活動を提案。
これまで120件以上のものづくり現場でのDX事例を創出。生産DXに向けて日々奮闘中。
講演概要
DX・AIの必要性が叫ばれる中で、会社の業務として「では、具体的に何をすればよいのか(どんなテーマに取り組むべきか)?」「なにをすれば事業成果につながるのか?」は多くの企業がぶつかる壁だと思います。2019年にボトムアップでデータサイエンスを活用したDX活動を提案・開始し、生産領域で累計120事例を創出する中で、活動の黎明期⇒拡大期⇒量産期の各フェーズで多くの失敗があり、そこから学び泥臭く乗り越えてきました。その具体的な失敗事例と乗り越え方、現場力とデジタル技術を融合して創出できたDX事例をご紹介いたします。
大規模データ保有の制限が緩和された世界での機械学習関連機能の開発・導入
赤間 悟 氏(株式会社Heliks Data 代表取締役)
プロフィール
2012年に東京工業大学・知能システム科学にて博士号を取得。その後、国内大手ITベンダー、総合コンサルティングファーム、フリーランスにて、大企業からスタートアップに至るまで、幅広い業種における機械学習に関連したソリューション開発を支援。2022年に株式会社Heliks Dataを創業し、AIやデータサイエンスに関連する技術導入のラボ型での伴走サービスを提供。
講演概要
昨今、ChatGPTなどの大規模な事前学習モデルの登場により、機械学習に関連する技術を導入する際の、大規模データの保有の有無による制限が大幅に緩和されてきました。それに伴い、これまで以上に、エンドユーザの課題解決に主眼をおいた「機能」の開発が短期間で可能になってきています。ソリューションではなく小さな「機能」単位での開発、UIを備えたプロトタイプの早期作成の重要性など、スタートアップでの開発事例なども含めて紹介を致します。
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