新潟県内では先月下旬からまとまった雨が降っていない影響で、各地で農業用水が不足していて、県内有数のキャベツの産地、三条市では作付けができなかったり植えた苗が枯れたりする影響が出ています。
三条市の石上地区と栗林地区では水はけのよい土壌を生かしたキャベツの栽培が盛んで、例年8月になると苗を植える「定植」と呼ばれる作業が始まりますが、ことしは農業用水が不足して影響が出ています。
このうち栗林地区の生産者、伊部利一さん(69)は12万5000本の苗を畑に植える予定でしたが、水不足と高温で土が乾き苗が植えられなくなっています。
伊部さんは、このまま作業が遅れればキャベツが育ったとしても品質が下がり、取り引き価格も下がるのではないかと懸念しています。
また、ほかの生産者の畑ではすでに苗が植えられていましたが水不足で肥料の養分を吸収できず多くが枯れていました。
三条園芸振興協議会の秋キャベツ部長も務める伊部さんは「肥料の高騰や猛暑、それにガソリンの値上がりで打撃を受け、50年、農家をしてきてこれほど大変な年は初めてです。『なにくそ』という気持ちで毎日作業しています。秋にキャベツが収穫できたら、自然と闘ってなんとか実ったんだなと思って食べてほしいです」と話していました。
からの記事と詳細 ( 新潟 水不足でキャベツ栽培に影響 土乾き苗植えられず|NHK 首都圏 ... - nhk.or.jp )
https://ift.tt/dKCfDRs
No comments:
Post a Comment