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Friday, October 20, 2023

X有料化ってなに? 外国でスタートした試験プランの実態は… - GIZMODO JAPAN

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とりあえず有料化前に登録しとく?

Twitterは、イーロン・マスク氏による買収によって「X」へと変貌を遂げて以来、さまざまな変化を経験してきました。でも、「まだこれまでと変わらず使えているかな」って印象のユーザーは少なくないでしょう。

しかしながら、有料化のうわさは気になります。そしていよいよ、ニュージーランドとフィリピンで「Not a Bot」という年会費が試験導入されましたよ!

年会費プランの実態

Not a Botは、そのまま訳すと「ボットではありません」という意味。要はコンピュータで勝手にプログラムされて次々投稿していく、多くのスパムや詐欺行為の温床とはならないということ。有料課金するので、まっとうな人間のユーザーだけが使ってね、という意味合いでしょうか?

ニュージーランドでのNot a Botの利用料金は、年間1.43ニュージーランドドル。フィリピンでは年間42.51フィリピンペソです。どちらも日本円にすると、150円前後で1年間使えるということなので、決して高額ではありません。ただし、2006年にTwitterが始まって以来の有料化への踏み切りはやはり衝撃的でしょう。

なお、Not a Botの対象はあくまでも新規登録ユーザーのみ。既存のユーザーは、これまでどおり年会費など支払わずとも、やはり普通に使えます。今のところはですけど。

新規登録するときに支払いを拒んだとしても、実は登録までは可能。ただし、できるのは他ユーザーの投稿の閲覧とビデオ再生、フォローするの基本的に3つだけみたいです。年会費を支払わなければ、自分が投稿できないだけでなく、いいねもリツイートもできません。

どこまで本気の有料化に…?

Not a Botには抜け穴もあるようでして、スマホやタブレットにアプリをダウンロードして新規登録すると、年会費を支払わずとも、投稿もリツイートもいいねもできるって状態ではあるようです。あとXには、アカウントにブルーのチェックマークがつけられる、月額8ドルの有料プランがありますが、Not a Botの年会費とは完全に別物。年会費を支払ったうえで、有料プランの月会費も支払うことになりますね。

そもそもマスク氏は、かねてからX有料化の計画を語ってはいたものの、それは収益化のためではないようです。むしろ、Not a Botのネーミングどおり大量のスパムや機械投稿の排除にあり。ですが、この抜け穴もある低額な年会費導入で、どこまで目的を達成できるかはクエスチョンマークでもあるでしょう。とはいえ、時代はSNS有料化の方向性に進みつつあり、こうした流れはそのうち日本国内にもやってくるかもしれませんよね?

Source: X

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