【前回はこちら】弁当・惣菜チェーンでの勤務から「広報」を意識したきっかけ
こんにちは。アークランドサービスホールディングス 広報の鈴木です。
第1回のコラムでは、弁当・惣菜チェーンでの勤務から「広報」を意識したきっかけについて振り返りました。第2回となる今回は、未経験の私がどのように「広報」を学んだのかについて書いていこうと思います。
未経験で広報を学ぶということ
前回お伝えしたように新卒で入った弁当・惣菜チェーンで、私は入社10年目にジョブローテーションで社長の秘書と広報担当になりました。以前から抱えていた「自信を持って人に話せるような職場にしたい」という思いを「広報」によって実現できるのではないかという考えに行きついたのですが、広報についてはまったくの素人でした。
当時を振り返ると頭が痛くなるのですが、とにかくよく分からなかったです。なにが分からないのか、それが分からないくらい「広報」とは?が分からなかった。
10年店舗運営に携わってきた後、本社勤務の働き方で環境が変わり役割も変わり、変化に適応するのに必死なところに社内に聞く相手もいない「広報」について考える。
分からないなりに取り組んだのは、下記3つでした。
- ① 親会社の広報に相談
- ②『広報会議』を購読する
- ③ 本を読む
この3つに取り組んだ結論からお伝えすると、それでも2年くらいは「広報」とは?と聞かれても相手に分かるように答えられませんでした。
ただ、そんな中でも「自分が何をしたいのか」は明確でした。それは「会社や店のことを、必要としている人に正しく知ってもらうこと」です。
とにかく、やってみる。「会社や店のことを、必要としている人に正しく知ってもらうこと」のために、やれることを考えて親会社の広報に相談して教えてもらっていました。
親会社名義でプレスリリースの投函や配信をさせてもらい、原稿も添削してもらっていました。配信するとグループ会社の広報さんがメールで指摘事項を送ってくれるなど、大変恵まれた環境だったと覚えています。
プレスリリースの書き方は、テンプレートがついている本を読み、必ず書かないといけないことを欠かさないようにチェックシートを作って確認していました。
ウェブサイトのリニューアルをした際も、制作会社に実現したいことを伝えて、実現するためにどうしたらいいか専門的なことは教えてもらいながら進めました。話の内容がまったく分からなくて、その都度質問して進めるので夕方から始まるミーティングはいつも22時頃までかかっていた気がします。お付き合いいただいた制作会社の方には、今も頭が上がりません。
要領が悪く、勉強も苦手だったので当時は優先順位をつけることもできず、必要だと思うことをとにかく体当たりで推し進めていっていた気がします。
やっていることが、あっているのか?間違っているのか?目指すところを達成しているのか?していないのか?そんなことを振り返る時間もない位、あっという間に数年が経っていました。
これは広報に限った話ではないと思いますが、分からないことや初めてのことに臨む際に必要なのは、「何をしたいのか」が明確になっていることだと思います。
また、広報とは?ということの理解を深めるよりも、まずは何をすることが会社にとって必要とされている広報なのか?という考え方で行動したことは結果的に良かったと感じています。次回「広報立ち上げ時の苦労、課題となったこと」では、この点についてお話しします。
アークランドサービスホールディングス
社長室 広報担当次長代理
鈴木恵美
食に興味があり、学生時代に栄養士免許を取得。2004年に新卒で入社した弁当・惣菜チェーンでは、10年の店舗運営を経て社長秘書と能動的な広報の立ち上げを担う。プレスリリース配信やユーザー視点のウェブサイトリニューアルなど、企業やブランド認知向上に努める。2019年8月アークランドサービスホールディングスに入社。世の中に必要とされる企業を目指して、ブランドロイヤルティを高める役割として奮闘中。
からの記事と詳細 ( 初心者“ひとり広報”は、まず広報をどのように学んだのか - AdverTimes. )
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