中津川市千旦林の坂本小学校前の県道に三日、平仮名で「わたるな」の注意が入った歩行者横断禁止の標識がお目見えし、登校する児童に中津川署員や同校の教員らが安全な道路の渡り方を指導した。 (福本雅則)
この県道は生活道路だが交通量が多いため、同校前の約七十メートル区間は歩行者の横断が禁止されている。道路標識に関する命令が三月に一部改正され、これまで漢字で表記されていた「横断禁止」を、小さな子でも読める「わたるな」に変更できるようになった。署によると、禁止区間が小学校のすぐ前にあり、県内で最初の導入例となった。
区間に立っている九枚の標識のうち五枚の「横断禁止」の部分に、署員が「わたるな」のシールを貼って表示を変更。道路を渡る場合は近くの歩道橋が通学路になっており、署員と教員、市職員ら二十人が朝のあいさつを兼ねて、登校してくる子どもたちに標識の意味を伝えた。
集団登校の班長を務める六年の遠藤奈々さん(12)は「まだ漢字を習っていない一年の子にもよく分かると思う」とにっこり。児童らを迎えた楯明夫校長(57)も「通る車が多いので、分かりやすい標識に...
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