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Wednesday, January 12, 2022

社内で新しいことをやるなら「社会科学」「影響力」を意識すべし 【R&D現場マネジメントの羅針盤⑯】初めは反対されて当たり前(1/2) - JBpress

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【R&D現場マネジメントの羅針盤⑯】初めは反対されて当たり前

 今回も、前回のコラムに引き続き、新商品・新事業のアイデアを社内提案して先に進める人が意識したほうがいいと思うことを紹介する。

新しいことは、周りの反対に遭うのが普通

 前回、社内に無意味に敵をたくさんつくらないように立ち振る舞おうということを述べた。

 しかし、それは上の人に迎合しろ、八方美人になれという意味ではない。それが画期的・革新的であればあるほど、社内への新しいことの提案は、"最初"は反対される、懸念を持たれるものだ。

 そもそもが、新しいことの提案とはそのような性質があるため、上の人・周りの人に迎合するような言動をしていてはなにもできない。

 かといって、上の人・周りの人を敵に回してしまうような言動も自らを追い込むことになる。上の人・周りの人と"うまく"付き合っていく"すべ"が必要なのである。

 このような"すべ"は、『自然科学』ではなく『社会科学』の世界のものである。物理系の力学ではなく、人間系の力学の活用、もっと俗っぽく表現すれば、社内政治力というか、影響力と呼ばれる"力"である。

 ところが、R&Dの部署にいる人の多くはいわゆる"理系"のバックグラウンドを持ち、物理、化学、機械、電気、情報・・・という科学法則の世界で生きてきたわけで、人間系の上手な振る舞いがあまり高いとは言えない人もいる。

 R&Dの現場から何か新しいことを始めてそれを前に進めていくには、この『社会科学』の重要性を強く認識することが、極めて重要だと思う。大げさにいえば、一人の研究開発実務を行う担当者の仕事と、新しいことを提案しプロジェクトとして前に進めていく仕事は、別のタイプの仕事なのである。スポーツになぞらえれば、"別の種目"であり、まずはこの"種目が変わった"ことの認識が重要である。

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